3月30日
明日は長野市に行く予定だ。ここから約80キロも距離がある道のりを、鈍行列車で向かう。向こうで2泊して、早朝に帰宅して、そのまま仕事にいくという、少しハードな予定となっている。しかし最近は無理することに対してあまり抵抗がなくなっている気がする。別に何かに触発されたわけではないけれど。以前はもっと自分の身が可愛くて仕方がない生き物だったはずだったのだが、それが少しずつ変わってきている。最近気づいたことのようだが、ストイックに生きていかないと文章を書くことは難しい気がする。こうしていろんなことを書いたり、またはいろんな本を読んだりと、そんなことの繰り返しがここ最近の日常だ。たらたらしていたらまともなものなんて一文も書けないと思ったりもする。馬鹿な文章でもいいから少しでも書いておかないと、何もいいことが浮かばない。そういうことを悟ったのかもしれない。
4月末までに一つ新人賞を応募しようと思っている。やっぱり小説を書いておかないと気が変になりそうだ。気が変になるというとかなりの語弊がありそうだけれども、人は何かしらの物事には身を注いでいく生き物だと自分は思っている。だから人は努力したりとか、人を好きになったりとか、何かを作ったり、仕事をしたりするのだろう。自分が熱を込めて取り組めるもの、それに対して極めようとしていくと、途端にゴールのない旅路へと入り込んでしまう。そうなると抜け出せない。抜け出せたとして、そこには味気のない道が続いているだけだ。だからやめてはならないものだと自分は思う。
文章を書くのが好きなことなのかというと、ぶっちゃけ好きでもあり、嫌いでもあるものだと思っている。好きなものを好きなままでいるための方法は簡単だ。適切な距離を保っておけばいい。音楽が好きなら、好きだなと思える距離以上に近づかないことを意識すればいい。そして離れすぎなければそれでいい。
でもそれを選べないのが、人たる生き物だとも思う。嫌いな面にまで向き合ってこそ、その好きなものに対してへの愛情表現なのだろう。だからもっと向き合うべきだと思う。好きなものの嫌いな面が見えてくるまで。そういう気持ちで、最近は書いている。
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