7月29日
気づけば7月もあと数日で終わります。
そう意識すると、夏の日々も少しずつ終焉のカウントダウンを刻んでいることを思い知らされます。しかし日中は毎日のように気温三十度越えの猛暑となっており、果たして自分は8月から更なる勢いを増すであろう暑さに耐えることができるだろうかと、懸念の思いが漂っています。
ここ長崎県佐世保市は、私の地元京都とは違い蒸し暑さは少しマシではあるものの、南国特有のような日差しの強さが特徴です。日照時間も長く、夜は8時くらいまで夕方の薄暗さのままに、なかなか夜が始まろうとしない。それは関西ではまず見ることのない光景です。ネットで調べてみると、九州と関西とでは日没の時間が15分ほどもずれており、もしかしたら気のせいではと感じていた日の入りの遅さは、決して気のせいではなかったのだと確信に至りました。同じ日本の地域でも、少し緯度が変わっただけで太陽の都合も変わってくるのは、こっちに来なければわからなかったことです。
移動することは学習することと非常に近い概念であり、私は脳みそも含めたあらゆる身体の器官で受け止めるように、その地方の気候や、ありとあらゆる風景、人々が織りなす方言や雰囲気の違いなどに、意義を感じ、そして自分に取り込んできました。それが未来の自分にどう反映されるのかなんて知るよしもありませんが、それがどことなく楽しさを孕んでいるのだから、ただ続けているだけの話です。
私は希望を見出せるのでしょうか、こんな暑さの日々の中で。今日は休日、佐世保五番街のスターバックスで抹茶フラペチーノをストローで啜りながら、ふと思うのでした。