ランドナーその１

去年の夏から都心を歩いていて、フロントバッグひとつのランドナーや
フル装備のキャンピング車はついぞ見ることはなかった。

見かけるのはロードバイクばかり、それもヨーロッパでレース中のバイクが空間移動よろしく
派手ないでたちで都心の道路を走り回っている。

ランドナーというカテゴリーはなくなったのだろうか。

おっちゃんがランドナーでツーリングしてたころ（３０年も前の話）
サイクリングとはランドナーで走ることで、そこにロードバイクは存在しなかった。

ただ日帰りラン程度だとランドナーに混じってロードレーサーで参加する酔狂な
輩もいたことも事実であった。石ころだらけの地道をチューブラーを履いて走るなぞ
とんでもないことだ。
かくいうおっちゃんもそんな時があった。

ＭＴＢなる自転車がサイスポあたりで紹介されていたが当時のサイクリストは
邪道として見ていたと思う。特に関心を持つわけでもなく。

最近、あちこちのショップを立ち寄ることが多くなったが、数十年も関わっていないと
驚くことばかり、自転車そのものもそうだが、この業界も大きく変貌している。
一言で言い表せないほどだ。
同世代のひとなら理解してくれると思う。

今では、ロードバイクとＭＴＢばかり。

日曜祭日は荒川サイクリングロードがロードバイクでしかも集団で暴走しているという。
実際に見たことはないが狂気の沙汰である。　警告を鳴らしているサイトも見かける。

親子で自転車ルンルンルンどころではない。


話がそれてしまった。