四国遍路 令和3年 春 男63歳 野宿旅

縁あってお遍路モードに突入
(旧タイトル)おっちゃんとミニベロ9で以意大放題

ランドナーその2

2010年10月10日 | ノスタルジー
何週間も野宿をしながら一人でツーリングをしていると一つ一つの事が全て自分に返ってくる。
メカのトラブルは自分で直す、腹がへれば自分で探し。今日の寝床はどこにしようかと。
あたりまえのことだがこれがいいのだ。

土地の人からおにぎりをもらったり、見ず知らずの若者を泊めてくれたりもあった。
小さな駅のベンチで朝目が覚めたら、キンチョウの蚊取り線香の燃えカスがあった。
夜中に駅長さんの家族の方が置いてくれたのだろう。
お礼の言葉を添えて日の出とともに走り出した。

前の晩に駅長さんと話をしている、駅長さんは駅で寝るなとは言わない、
こちらも駅に泊めて貰いますとも言わない、言えない。あうんの呼吸というか
暗黙の了解というかお互いこの話題を避けている。最後に気をつけて行きなさい
と言ってくれた。 旅の思い出の話しをしたらきりがない。

とにかく毎日が新鮮で、ときにはつらい事もあったが何事にも変え難い経験をした。
今の若者も日本のどこかで同じようにツーリングをしているのだろう。

ランドナーは一つの手段である。 ヒッチハイクでも良いし、リヤカーを引いての旅でも良い。
ただ言える事は、若いときの一人旅は貴重な経験をもたらすと言うことだ。

いまのおっちゃんには、目の前に金を積まれても無理な話だ。


なんだか話が独りよがりで理屈っぽくなってしまった。







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