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韓国映画「私にはとても大切なあなた(原題:僕にはとても大切な君)」

2021-11-07 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国映画「私にはとても大切なあなた(原題:僕にはとても大切な君)」 予告動画なし

2019年の韓国独立映画
生涯寂しく生きてきた男が、視聴覚障害をもつ子どもと一つ屋根の下で暮らすことになり、
そこから人生に変化が訪れる視聴覚障害者の支援法「ヘレン・ケラー法」をテーマにした作品。
視聴覚障害者のための「ヘレン・ケラーセンター」がある
ミルアル福祉財団との社会貢献提携協約を土台に完成した。
全羅北道(チョンラブクド)、井邑(ジョンウプ)で撮影された。
監督はイ・チャンウォン、クォン・ソンモ

イベント代行会社の代表ジェシク(チン・グ)が、視聴覚障害をもつ子ども
ウネ(チョン・ソヨン)と出会い、疎通していくことから物語は始まる。
ジェシクはひどい潔癖症の持ち主だが、基本的な意思疎通も不可能なウネと一緒に過ごす間、
不便を我慢しながら生活を続けていく。
その後、ウネとの会話を試みながら様々な方法を探し、
二人が疎通のための努力で成し遂げた“日常の奇跡”



主演は2003年ドラマ「オールイン 運命の愛」でイ・ビョンホンの子役としてデビュー、
母なる証明」「26年」「太陽の末裔」など映画やドラマでリアルな演技を披露したチン・グ。
視聴覚障碍者のウネに7歳の子役チョン・ソヨン、ほか  カン・シニル が出演。
(Webより抜粋)

 

■韓国映画「私にはとても大切なあなた」

韓国独立映画「担保」「私は私を解雇しない」に続いて鑑賞しました。
チン・グさんは「王の預言書」に続いての鑑賞でした。
これまでにも「ワンライン 5人の詐欺師たち」「ノーザン・リミット・ライン 南北海戦」など、
観た作品はどれも良かったので期待大でした。

邦題が「私にはとても大切なあなた」ですが、原題の「僕にはとても大切な君」方が良かった気がします。
冒頭でウネと初めて出会った時の表情から、何とかウネを手なずけようと四苦八苦する
チン・グさんの投げやりな演技がとても面白いです。
子供相手に暴言を吐いたり、とても優しいとは言えないのですが
じわじわとウネのことに一生懸命になっていって、文字を教えながら
二人の距離が縮まっていくところがとても良いです。

低所得者が障害者の子供を抱えて生活する困窮した現実が現れていて、
冒頭でウネが登場したシーンも、その生活の有り様が悲惨でとても驚きました。
それにしても子役のチョン・ソヨンちゃんが名演技でしたが、
これは本当の障害者なのでは?と思ってしまう程でした。
子役に関する情報がなかったので、どんな子なのかとても気になります。


パラサイト半地下の家族」のチャン・へジンさんが近所のおばちゃん役で
またまた名演技で面白みを増していました。
面白い中にも心を締め付けられるジェシクとウネのコミュニケーションが
とても良い映画でした。
ラストは一緒にもらい泣き状態の私でした。

今回は、イベントのおかげで独立映画3本をいち早く観ることが出来ました。
3本とも、韓国社会における問題点や現実を映画を通して皆に知ってもらう
とても意味のあるストーリーで、どれも良かったです。
興行映画と違って、人気俳優の出演や派手な広告はないのですが、
多くの人にこういう作品があることを広く知ってもらうのが重要ではないかと思います。
トガニ 幼き瞳の告発」のように映画を通して社会が変わってくれるといいですが、
こういう作品があるので、韓国映画やドラマ鑑賞が止められないのです。

 

■STORY
金を除いてこの世に怖いものはないと豪語していたジェシクは
突然亡くなったジヨンの全財産を自分のものにするために
ジヨンの娘ウネの偽の父親になることを決める。

実際に会ったウネは、見ることも聞くこともできない視聴覚障害をもつ子供だった。
始めはウネを面倒がって、苛立っていたジェシクだったが、
指先で世の中を感じるウネの特別な方式に少しずつ慣れ始めるのだが…。


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