五線譜のリボンたなびく

音楽のことメインに、色んなこと書いていきます。

RIDE ON

2019年03月29日 | 音楽ら行
はい出ましたー。おっくんの変態曲ー!

ってことでこれはRAGFAIR曲です。これ、ジェットコースターがテーマなんだってね。ってことは最後の加納さんがね、It's a roller coaster~って教えてくれてるんですけどね。

アカペラなんだよなこれ…何回聴いても不思議というか。声の厚みが凄い。アカペラの最高峰だよなあRAGFAIR。

イントロも何もなく、

ゆっくりとのぼってく

って始まるんだけど、どうやって音取りしてるんだって突っ込みたくなるハーモニーです。主旋律はいいとして、中間の音のとり方は相当難しいと思いながら聴いています。
最高音の加藤さんが行ききってる!楽器みたい。

終始加納さんが大変そうです。ダバダバベース音を奏でていますが、こんなに音が動いてるのによく音を外さないなあ…って感動します。

途中でメインが引地さんにうつるんですが、お?ってなりますね。それまではハーモニー主体だったのに、そっから歌詞を聞かせてくる。
その後にまるで遊園地にいるようなランララン♪って感じのコーラスが入ってくるところが好きです。


この曲の副音声の時に、おっくんが、今まだ坂上がってるとか、今落ちたとこ!とか子供みたいに説明してるのがなんかかわいいなあって思います。


凄い休符を感じる曲なので、これをライブでリズム狂わずアカペラでやっちゃうところが、かっけえなと思いますね。


立秋

2018年12月20日 | 音楽ら行
私は、この曲について語ったら日付変わっても止まんないと思うよ。止めっけどさ、すっげえ好きなんさ。ユニコーンの曲だけど、再結成後も含めていまだに一番好きな曲に変わりない。

阿部さんはどうしてこうドラマのある、苦し切ない想いを吐き出す曲を書けるのだろう。しかもこれ書いたのが20代半ばってもう凄いよ本当。

永久に変わらざる涼しき山並 という古語めいた表現を使ってるんだけど、その意図はどこにあるのかなって想像するのも楽しいというか。
私はこの最初の部分を初めて聴いた時に、凄い冷たい空気感を持ったんですね。最初は民生の声とアコギだけで、いわば生の人間が奏でる生の音1つだけなのに寂しくて冷たいなって。そういうのを表すために古語にしたのかなとか。
我と微睡むですよ。使わないよ今の時代!我って言う?
かっけえな阿部さん。としょっぱなから思わされる。

でもね、もっと凄いのはこのアコギ1本部分が終わった後なんだよ。楽器が加わる。テンポが変わる。ベースは動きが激しい。3連に近い付点のリズム。そしてドラムですね。こっから最後まで特にシンバルの使い方が最高。氷だな、って思った。心のぽっかりあいた感じ、冷たい感じ。でも激しいっていうのが人間の熱さなのかなとか勝手に解釈野郎です、はい。


キーボードも熱いです。にしても凄いコード進行だなと思う。黒鍵盤だらけ。自分で弾いてみたけど暗譜に時間が掛かった。コードの進行が面白いと、一気に怪しくなるのが不思議だ。音楽は奥深いな。

歳月をーーーーって民生が歌い上げた後に少し間奏に入るんだけど、その間奏開ける辺りの、
ミレシラソ♯ミレーの刻み方が好き。あー語彙力欲しい!どう書いたらいいんじゃ!!
タタタタタタターンってそれぞれドラムもキーボードもやっていてそれがかっこいいんだよ。


ライブバージョンだとキーボードの阿部さんはアレンジをしていて、ピアノ音だけじゃなくシンセの効果もあってよりドラマティック。

忘れないという歌詞を4回、間奏直後に畳みかけるのもぐっと来るんだよ。


もっとうまい日本語で伝えたい…!!

Rosie(スカパラバージョン)

2018年12月14日 | 音楽ら行
1999年に発売された、Respectable Roosters。ルースターズのトリビュートアルバムです。その中の1曲が「Rosie」なんだけど、もうね…かっこいいの!!!

当時、ギムラの弟の杉村ルイがボーカルだったんだけど、このRosieもルイが歌ってる。スカパラの曲を歌ってた時はどこか染まりきれていない感じというか、どうしてもギムラと比較してしまう人も多かったんだろうな、あやしいギムラとは正反対の、真面目なちょっと軽い若いボーカルという感じで、好みが別れるところだったと思うんだけど、このトリビュートはルイの声がぴったり合っていてかっこいい。

元の曲を聴いたから思うんだけど、まさに東京スカバージョンで、疾走感が半端ない。ゆっくり始まったな、って思うんだけどスネアの畳みかけでボーカルに移るところで鳥肌が。
スカならではの裏打ちを、あの速いテンポで管楽器が刻んでる。私はどうしても、ドラムの青木さんの音を聴いてしまうんだけど、ドラムと管楽器のバランスが心地よい。

ここまで熱く、約4分叩いてる青木さんの音というのも、この頃あまりなかったと思うので、貴重な音だなと思います。
中盤に冷牟田さんのアジテートっていうのかな、英語ですっげえかっけえこと言ってるんだけど、そこのバックで激しくドラムが鳴ってるので心にがつんと響いて涙が出てきます…


その激しく叩いた直後のタムのターンタッタターーン!が大好きなんです。


随所にみられるスネアのターンタッタの跳ねたリズムも大好きです☆

リサイクルマシーン

2018年12月11日 | 音楽ら行
やっぱこれを書かないわけにゃいかんね。
ブリトラ伊藤多賀之の、ソロ時代のアルバム収録曲。アルバムは『ゴリラから逃げてる時でも聴きたくなるCD』。

別にマシーンの歌でもなんでもないんだよ。ただ、使ったごみをリサイクルに使えるよと。ただその使い方がおかしいだけで。
伊藤さんソロ曲の中で一番好き。

イントロがない。いきなり歌。This is リサイクルマシーン×3 in your heart.
これが最初のフレーズ、すべて音程はソ♯。

この曲、何で好きかっていったら一番のポイントは音取りが複雑だから。黒鍵盤が多い。私は黒鍵盤大好物なので、一瞬で気に入りました。
レ♯レ♯ド♯ド♯ッシーラ♯ーソ♯-ファ♯ー ソ♯ソ♯ッソ♯ファ♯ーソ♯レ♯ー
…はい。黒鍵盤だらけでしょ。

ちなみに今打った音程の所はどんな歌詞かというと

「トイレットペーパーーー 使ったあーとのー」です。

再利用の仕方が本当にくだらなくて好き。あと、アコギ1本ではなくキーボードを使って色んな楽器を奏でているので可愛らしい。
だけど最後の歌詞はちょっときったねえです。鼻の脂で野菜炒めとか作れるって言ってっから。

でも大好きだな。ブリトラワールドを崩さずにソロで作ってくれた曲だなっていう印象が強い曲ですね。
 

ろうそく

2018年12月09日 | 音楽ら行
ろうそく。これは、ブリーフ&トランクス略してブリトラの伊藤さんが作詞作曲した曲。ブリトラの反乱に入ってる。アルバム曲。

当時は問題になっていたことすら知らなかったなー。不謹慎だって声あったらしいね。でも実際におじいちゃんを亡くした伊藤さんが話を発展させて作った作り話だからなあ…
私はこれ、好きなんですよ。なんていうのか、実際には起こらないことも書いてはいるけど共感できる。それでこそ、ブリトラの心意気だなと思うんですね。
「半径5メートル以内の日常を歌う」っていうのをテーマにずっと2人で歌ってるわけだから。


緊張がピークになると変におしゃべりになったり笑っちゃうことってあると思うんだよね。全校集会でしーんとなってるとちょっかい出したくなる子とかさ。いると思うんだよね。
そういう一面を、鋭い角度でついてるな、って捉えればかなり面白い。


間奏で、木魚を口で言ってるんだけど、よーく聴くと下ネタだよっていうね…
書かないけど。お前は小学生か!って突っ込みたくなるようなね。


アコギのフレーズは凄くかっこいいんだけどなんせ不謹慎ですから。
数珠を、じゃりぐりって表現するところはさすがの言葉センスという気がする。