ラポーレの住民達

ラポーレの住民7人でブログを始める事にしました。
楽しいページにしたいと思っています。
ただし、のんびりぃと~

お粗末では済まされぬ★

2010年09月23日 | Weblog
 郵便不正事件で押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時記録を改ざんした大阪地検特捜部主任検事・前田恒彦容疑者(43)が証拠隠滅の疑いで最高検に逮捕されたが、改ざんの事実は今年1月時点で大阪地検トップにまで伝わっていたことから、最高検は大阪地検特捜部首脳をはじめとする関係者から事情聴取する。一方、ネットに詳しい関係者は、リスクの大きさとは対極のあまりにお粗末な“工作”ぶりについて、前田容疑者の真意を図りかねている。

 昨年5月、前田容疑者は、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=無罪確定=の元部下の上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅からFDを押収。約2カ月後の7月13日、村木氏から上村氏への改ざん指示の整合性を合わせる目的で、データの更新日時を「2004年6月1日」から同「6月8日」に書き換えたとされる。前田容疑者は書き換え後に捜査報告書を作成したが、FDは証拠品として公判に提出されなかった。

 その後、今年1月の初公判で、村木氏が証明書の作成日時に関する検察主張と捜査報告書の食い違いに気づき、弁護側が矛盾を指摘。そのため当時、東京地検特捜部に派遣されていた前田容疑者に対し、大阪特捜の同僚らが改ざんの可能性を指摘するなど、改ざんのうわさが広がった。

 2月上旬には、同僚が大坪弘道・大阪特捜部長(当時)に報告したため検事同士のトラブルに発展。前田容疑者は大坪氏に、「故意ではなく、遊んでいるうちにデータを変えてしまった」「自宅でUSBメモリに移植したデータで、日付の改ざんが可能かどうか試したつもりだった」などと報告。当時の次席検事、検事正も知るところとなった。

 こうした経緯から、最高検は大阪地検が組織ぐるみで改ざんを隠蔽していた可能性もあるとみて、検事正以下関係者全員から事情を聴くとみられる。

 前田容疑者は音楽プロデューサーの小室哲哉氏や小沢一郎元民主党幹事長の公設秘書の取り調べを任されるなど、大阪特捜でエースと目されていた。そんなやり手検事には似つかわしくない、あまりにも杜撰な“工作”について、東京都内のPCデータ修復会社スタッフはこうあきれる。

 「データの変更日時書き換えは、『タイムスタンプ』と呼ばれるフリーソフトをインターネット上でダウンロードすれば簡単にできます。しかし、変えた『痕跡』までは消すことができず、“足が付く”恐れが高い。そのことは、少しでもパソコンを使用したことがあれば分かりそうなもの。大きなリスクを冒して行った意図的改ざんにしては、やり口があまりにも稚拙です。ひょっとして、本人が地検上層部に供述したとおり、本当に『遊んでいる』うちに書き換えてしまったのかもしれません」

 いずれにしても、このFDが実際に証拠品として法廷に提出されれば、裁判官が改ざんデータを信用していた可能性は高い。たとえ「遊び」であったとしても、これで検察の威信は大きく揺らぐことになった。

いよいよ~最終回☆

2010年09月23日 | Weblog

平均視聴率20%超を連発し、25日の放送で大団円を迎えるNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(月-土曜午前8時)。

原作の武良布枝さん(78)の生家、島根県安来市大塚町で今も酒店を営む武良さんの実兄、飯塚藤兵衛さん(81)は夕刊フジの取材に「よく研究されている。だいたい、あの調子だった」と現実味あふれるドラマだったと振り返った。伝統家屋の隅から隅まで図面に写すなど、制作サイドの徹底した下調べで当時を忠実に再現したことが、ドラマ成功につながったようだ。

 ドラマは今週、松下奈緒(25)演じる村井布美枝が、父の急病で生家の「飯田家」に戻るシーンが映し出された。

 モデルとなった島根県安来市大塚町にある武良さんの生家は、ドラマのセットと間取りや雰囲気がよく似ている。当主の飯塚さんは「ドラマが始まる前、NHKが何度も来た。頼まれて、今はない味噌部屋(漬物を保存する部屋)まで図面を描いたが、その通りのものがテレビに出ましたね」と感心する。

 また、「大正時代の古い帳面を出し、写真を撮っていかれた。『何と書いてあるか、読んでください』とも言われたが、私も読めない物もあった」と、制作サイドは小道具まで綿密に調査するこだわりようだったという。

 さらに飯塚さんが評価するのは松下の演技。「布枝の性格をよく勉強している。不平不満を言わず、付いていく。それは母親の性格からきている。夫婦げんかしたのを見たことがない。親父は威張っておりましてね。『教員になれ』『嫁に行け』という具合。そういう所をよく研究しています」と、“当事者”が褒めるほど、ドラマはリアルに描かれた。

 飯塚さんは「想像するに、左様に確かなところをドラマで再現するのは、現存しているもの、今も生きて生活している所を映し出していくからだと思う。現存しない時代劇などと違って、厄介だっただろう」と、制作スタッフの苦労をねぎらった。

 その半面、リアルだったことが地元に効用をもたらした。飯塚さんの酒店や古い町並みが残る大塚地区は、ドラマのロケ地には使われなかったものの「ゲゲゲの女房の世界観が楽しめる」と、観光客が殺到。「ドラマ以前は、観光客はゼロだった」(地元観光協会)が、布枝さんゆかりの品が古民家の中で展示されている「ゲゲゲの女房のふるさと展」は今月、来場者の累計が6万人を突破。11月20日には吹石一恵(27)主演の映画版公開も迫り、普段は静かな集落に降ってわいた活気は、しばらく続きそうだ。