監督 大森立嗣
キャスト 樹木希林 黒木華 多部未華子 原田真由 川村沙也 山下美月 鶴田真由 鶴見辰吾 岡本智礼
ストーリー 大学生の典子(黒木華)は、突然母親から茶道を勧められる。戸惑いながらも従姉・美智子(多部未華子)と共に、タダモノではないとうわさの茶道教室の先生・武田のおばさん(樹木希林)の指導を受けることになる。
エッセイスト 森下典奴女史の原作
そっと静かに 胸に秘めておきたい物物は多々ある
全てをさらけ出すのは出来ないのではなく
「絶対 侵入不可 私だけの大切な物物」なのだから
最近のやたらとセリフが多くて、うるさいタイプの映画モ多いが
それはそれで、また映画異様大好きとしては
うししし♪がははは♪むははは♪とワクワクドキドキ楽しめるので好き
ドンパチドンパチも異様大好き
この作品は そのような作品と違い 「もの静がで穏やか過ぎる」のである
作品を観て 落ち着いた時を過ごし、穏やかで、切なく愛しい時を感じてしまった
淡々とした展開と、茶室の「映像」、そして水の「音」
この世界観に浸る上り下りがなんとも切なくなり愛しくなる
私は 初日に見た「日々是好日」かけじくが気になった
穏やかであり、来る日も来る日も楽しき日が続いていくという意味
24年間の茶道の日々
この言葉の意味は何だろう・・・
作法も知らず道具に関しても全く知らず
母の勧めで習い始めたものの・・・何も知らない解らぬものの
私達の先生は「心」は後に入れていき「形」からっておっしゃった
まず形から、そこでできた入れ物に心を後から入れるもの
何も考えずにやりなさい
雨 それは 梅雨の時と秋雨の時とでは違う
文字から、想像していく世界がある
私は この世界は 「形」から語りかけて来るものがあるのだと感じ行く
私の人生は・・・何なのだ
失敗ばかりだ、就職失敗。従弟は結婚。婚約解消。父の死・・・
御茶のお稽古の時も 古株なんだけど、工夫も進歩まったく無いって・・・
でも。私に 新しい出来事も
そして今。私は 先生の初釜を迎えた
私の「人生の転機」
どんな日もかけがえのない1日
今まで気づかなかった季節の移ろいや小さな変化
自然と人生の機微が存在している
形の無い世界と、形のある「存在」のユニゾン
そう。一瞬の刹那刹那は一生一度なのだ