監督: 朝原雄三
出演: 上戸彩 、高良健吾 、西田敏行 、余貴美子 、夏川結衣 、緒形直人 、成海璃子 、柄本佑 、鹿賀丈史
ストーリー:春(上戸彩)は人並み外れた料理の才能と味覚を持っていたが、勝ち気過ぎてたった 1年で婚家から離縁を言い渡される。加賀藩で料理方を務める舟木伝内(西田敏行)に料理の腕を見込まれた彼女は、彼のたっての願いで伝内の息子安信(高良 健吾)のもとへ嫁ぐことに。だが、包丁侍の家に生まれた跡取り息子の夫は料理が大の苦手で……。
『武士の家計簿』に続く加賀藩もの第2弾
以前の作品より今作品の方が
加賀藩の暗く嫌~な「現状」が描かれてたり
山あり谷あり
藩主の後押しで藩政改革を目指す一派
安信が共鳴するも藩主急死
代わっり、実権を握るのは保守派の重臣(鹿賀丈史)
ここに改革派一掃を目論むわけ。
若い安信っていうのは血気盛んな改革派一党の決起集会に加わろうとするも
春は夫の刀を抱いて姿をくらます。
夫の無事を願う春の咄嗟に出た“当然の行為”
反撃者達は、何を思い攻撃者になったのか
そこに許しを判断された上役・・・どうしてか
こういう事も描かれていた包丁侍
どんな侍だったのか?
男ばかりの武家社会だけど?!?!
台所番が大事な役目だっただろうことは想像出来る
実は舟木伝内と安信親子は加賀藩に実在した包丁侍
刀を包丁に変えて・・・本人は なんだよオレってトホホ
高良氏の古式の所作が、とーってもスバラシ~
とってもとってもイイ~萌える高良氏のふんどしイッちょ姿も是非
パパちゃんは、西田敏行氏(舟木伝内)
彼ら親子は当時の料理集「料理無言抄」を残していたのだ。
う・・・読みたいぞ。ちらりとでも良いから見たい!!!
映画はこのレシピをもとに、武家や庶民が実際に食べていた料理を再現した
我パパ等、レシピ~~7の膳まで食べてみたい~
パパの大好きな ゆべし・・・( ̄一* ̄)キランとしていたのは言わずとがな
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「家計簿」も「献立」も時代劇というよりもホームドラマ
加賀騒動を背景に春が夫と家を救う働きを見せるのが
上戸彩女史の演じる「出戻り」の奥方の春
これまた、ファンの上戸彩女史がイイ
しっかりとしてて、きちっとした「気持ちと形が一致」しているというのかな?
料理が苦手な安信の、そこにあるワケを知って
春サンの、安信に料理テクをトレーニング的コーチング特訓
芋の形に「妻・春」への気持ちを例えたりして
最初の頃は、春サンに対して反感だらけだったのが
春サンのコーチングのおかげで
徐々に、料理人としての腕が上がっていくと
見事に 春サンの事を好きになっていき
芋に例えるのも (。-∀-) ニヒ♪っとしちゃう表現をする
母の満(余貴美子)がとてもいい味を出して
安信は、春サンと一緒に 食材を求め
能登の旅に行く
ひとくちに「旅」とは言うが
当時の「旅」、相当の艱難だったろう。
そこに出てきたのは安信と春サンの間に絆が見えてくる
蛇足 あの・・・どーしてエンドロールの音楽CHARAなんだ
(嫌いだから尚更)
映画には、似合わないし変過ぎる (-_-#) ピクピク
そそそそそラストの歌
あれは、無いでしょ!ましてや、私は大嫌いな歌い手だから、ムッッッとしたし
作品の〆は、余韻も味わえるのになぁ
それでも、この作品の中身が
色々と楽しめたから
ま。許せる範囲にしとくかな~
ここまで来たら、和風じゃん???って思いません???
すごい不可思議だよね。この起用。
最後だからみんな覚えてるし、かえって悪目立ちすると思うんだけどなー。