今回の米騒動と、これまでの買い占めにまつわる思い出。

明日から東北に行くので、もしかしてと思い妹に電話をしてみたら、来月の新米の季節まで米が持つかどうかぎりぎりなんだよねーとのことだったので、一家族が一か月食べる分できれば10kg、なければ5kgでもコメを見つけたら今回の目的地の福島か山形から送ってあげることにした。

自分の分はゆめぴりか2kgに加え、お盆前に西友に買いに行ったら米の棚がほぼ空になっている中なぜか残っていた青森の「青天の霹靂」2kgを購入したので、計4kgある。自分一人なので2～3か月は大丈夫。それが無くなる頃には美味しい新米が食えるだろう。

それにしてもなぜ青天の霹靂はあんなに残っていたんだろう？以前も書いたように、本当は次回は秋田のサキホコレを購入する予定だったのでスキップして西友に行ったのだが、だんだんと米の棚がスカスカになっていく中売れ残っていたサキホコレもついに売り切れになっていた。サキホコレよりもさらに売れ残る青天の霹靂(汗)。

この辺の下町の主婦たちは知らないのかも。青天の霹靂は青森県が「県運」をかけて開発して、難しい「特A」を取り何年も維持している超優良米だということを。その割にそれほど高くない。（今ググったら2024年2月は特AからAに陥落していた(汗)。復活して、青森県！）

そのあと西友には行っていないけど、残っていたお米ももう全部ないんだろうなぁ。

ま、暑さと一緒で、米不足も9月10月になれば和らいでいくので、じたばたしないことですね。とはいえ今食べるお米が無いのはよろしくないので、妹に米を探してあげようと思う。姉は嫁ぎ先で自宅で食べる分の米を作っているので問題ない。

買い占めでいつも思い出すのが東日本大震災の時の西友だ。福島の原発事故が起こって水道水汚染に皆さんが恐怖していたあの頃。ミネラルウォーターも売り切れ続きで、ある日西友に行ったら久しぶりに入荷があったらしく、「一人二本まで」と貼り紙があった。

棚に行ってみたらちょうど60代後半くらいの老婆が最後の二本をかごに入れたところ。そこには赤ん坊を抱えた若いお母さんもいて、僕と同様、ぎりぎりで最後のボトルに届かなかったようだった。すると、そのお母さん、子供を少し前に出して見せるようにして、

「すみません・・・子供にミルクを、ミルクを飲ませたいので水を一本だけ譲っていただけないでしょうか？」と。

その老婆はなんと、

「やなこった！」と一言。

（おおおおおぉぉぉ、「火垂るの墓」の叔母さんみたいだ(笑)）と僕はその光景を見ていて思った。

老婆も一本くらい分けてあげればいいのに、とも思ったが、第3者には詳しい事情なんか分からない。言葉は悪いなぁとは思ったけど(笑)、もしかしたら家に帰れば同じように乳飲み子の孫がいるかもしれないしね。

それに、その若いお母さんと老婆の立場が反対だったら、お母さんは一本譲ってあげるのかなぁ、おそらく譲らないだろうなぁ、とも思ったり。

最近の風潮からして、ネット民がこういう話を聞くと「もうすぐ死ぬババアなんかより、未来のある赤ん坊を優先させろよ！」とか脊髄反射のような書き込みで埋まるんだろうなぁ。

だけどね、自分の目の前で見えていることだけを見て、瞬時に感情移入することは僕にはできないんです。

そんなことを思いながら買い物かごをぶら下げてその光景を見ていたあの日。

あの当時、水道水の放射線量は毎日報道されていて、航空機に乗って上空で浴びる放射線量とか日常生活で浴びる放射線の数値より全然低い値だった（たしか）ので僕は水道水を飲めばいいと思っていて、万が一の時のためにミネラルウォーターが買えるなら買っておこうかなくらいの気持ちだった。だから僕にとってはあれはそれほど深刻な事態ではなかったんだけど。

備蓄で思い出したが、賃貸で死ぬとオーナーさんに迷惑がかかるので、もう数年たったら、思う存分孤独死できる一軒家を「東京以外の地下鉄のある町」に購入する予定なんですが（田舎は好きだけど、人との関係が密な土地には僕は住めない）、しばらくは仕事があるので住まないため、トイレットペーパーなどの必需品や米はじめ非常食料とかを大量に備蓄して南海トラフなどで姉や妹家族が被災したら避難できるようにしておこうと思っている。

冷蔵庫も最近は冷凍室がかなり大きいものが増えてきているので、それにするつもり。

でも、いざと言う時に買い占めにならないようにはしなければいけないので、大量の物資の備蓄は少しずつ計画的にやっていかないとなぁ思っているんですよね。トイレットペーパーなんか腐らないですからね(笑)。

初めての仏男（フレンチマン）とJALファーストクラスのスペイン料理。

久しぶりに東京の自宅に帰ってきました。やはり西日本よりは涼しい感じがします。昼間は変わらないかもしれませんが。

今日は画像多めでやってみます。でもやはり写真を撮る前に食べてしまったものもあり、それはごめんなさい。やはりフォトブログには向かない性格なんだと思います。ブログだけで生活してたら血眼になって写真撮りまくるのかも(笑)。

本日は昼のチェックアウトまでホテルでごろごろごろしつつパッキングをして、チェックアウト後はホテルに荷物を預けて（ほぼすべてのホテルでチェックイン前、チェックイン後に荷物を預かってもらえることを知らない若い子って意外と多いですね。）、まずは京セラドームへ。

球場に行ったわけではなく併設のイオンに常備薬を買いに行ってきました。イオンオリジナルの胃薬を気に入ってお守り代わりに持っているんです。肝臓の数値に影響するのであまり飲まないけど。

行ってみたら今日はデイゲームの日だったらしくすごい混雑でしたが、イオンの中でも混んでいたのは食品コーナーだけで薬売り場は通常営業。さっと購入してなんばに帰還。

今日の予定としては、まず最後に居酒屋で飲んで、近くのスーパー銭湯で風呂に入り、梅田からバスで空港に向かうということに決定。

千日前線でなんば駅まで来たところで、土曜日はなんば駅ど真ん中はアホのように混んでるだろうなと思い、一つ向こうの日本橋で下車。そこからなんばに向かって地下街を歩きつつの七津屋とか赤垣屋で飲もうと思っていたところ、

「大衆酒場 仏男」（仏男はフレンチマンと呼ばせるようです。）と言いう店が。店の名前から想像するのと寸分違わない、小皿のつまみを肴に酒やワインを気軽に飲めるフレンチバルです。元々は京都のお店で、東京にもどこかにあるらしいです。

前回まではキタでもミナミでもたまに見かけていた程度だったのですが、今回は店の数がぐっと増えてありとあらゆるところにあって、どの店も想像通り女子と若いカップルで満席。スペインバルLoverの僕としては非常に行きたいところ、激混みだし入りにくいなと横目に見て通り過ぎていたのでした。

でも今日の日本橋近くのお店は時間帯や、休日でハッピーアワーが無いせいか、ちょこちょこ席に空きがあったので、女子ばっかだったのですが気にせず入店(笑)。

メニューを見るとスペインバル定番メニューのタコのガリシア風やトルティージャ（スペイン風オムレツ）などもあり、フレンチバルと言うよりは、地中海バル。カウンターに座るとすぐに出る今日の小皿がガラスケースの中に並んでいます。

タコのガリシア風は大好物なので普段なら絶対に食べるのですがとある事情から今日はパス。最初は生ビールにキノコのマリネ、カニ味噌のコロッケを注文。美味しいです。「絶品です！」とは言わない。大阪の立ち飲み屋感覚で、カジュアルに美味しいです。

キノコのマリネはバルセロナのバルでもよくいただきます。数年前にスペイン政府にカタルーニャ州の独立問題で逮捕されたカタルーニャ州の知事も御贔屓だったバルセロナのバルでもいただきました。非常に美味しかった。仏男のももちろん美味しかったです。

ビールを早々に空けて、ワインに行きたいところ一息つくために次はハイボール。それを飲み干したあと、スペインワインのテンプラリーニョ赤をチョイス。それにでかいパルメザンチーズの中で仕上げるチーズクリームソースのパスタ（小）で締め。

それでですね、このパスタが生ぬるいというか冷えかけてて、味が素晴らしいだけに非常に残念でした。こういうものなのかなとも思ったのですが、イタリアで何度も食べた馬鹿でかいパルメザンの中で仕上げるパスタはどこでも茹で立てで仕上げるのであそこまで生ぬるくない。ちゃんと熱い。

おそらく出来上がってしばらく置いてあったか、パスタが茹で上がったあとですぐに仕上げなかったかだと思うんですよね。違うのかなぁ。すごく冷やして冷製にするか、熱々にするか、どちらかにしてほしかったです。

でも、全体的に美味しかったので、また行きたいと思います。勘定は3300円でした。立ち飲みよりは少々値が張りますが、平日のハッピーアワーに行くならビールもハイボール、サワーも200～300円弱とリーズナブルに飲めるので、オサレな立ち飲み感覚で行けますね。

そのあといつも行く大国町のスーパー銭湯に行ったら、いつもは平日に行くので人の多さにビビりました。が、汗を流してスッキリ。そしてホテルに荷物を取りに戻って地下鉄で梅田まで、ヒルトン横のハービスバスターミナルから伊丹に。伊丹さちおはやはりバスが便利ですね。

・・・さちおは余計ですね。

コロナ全盛の頃は車が全くいなかったので伊丹から梅田まで15分ちょいで着いたくらい、距離的には近いです。

今日はどこも人が多かったようでJALのダイヤモンドプレミアムラウンジもおにぎりが品薄で、スタッフが出してくださる度にすぐになくなると言った有様。ま、いくつかは確保できたのでそれをいただきながらビールを数杯。

そして、旅の最後。搭乗です。あーあ。

今日は必要マイル・ポイントの観点からJALのファーストクラスを取ったので、座席はゆったり。ファーストクラス5席のうち4席は二組のカップルというかご夫婦でした。羽田で乗り継いで海外に行かれるようで楽しそうでした。

人が楽しそうにしているのを見るのがとても好きです。こっちも嬉しくなる。

機体が滑走路の方に移動していくと、ちょうど花火があがっていて旅の最後を彩ってくれました。今日はどこの花火だったのでしょうか、淀川？天神様？

伊丹―羽田ファーストクラスは短いけど機内食が出ます。今月はスペイン料理店監修のスパニッシュ機内食（興味のある方はJALのウェブページにお店の詳細も出ています）。事前にメニューは見ていたのですが、そこで「タコのガリシア風」が出ることを知っていたので、仏男では注文しなかったというわけです。

JAL国内線の機内食では今までで一番おいしかったと思います。

もちろん僕の主観ですので、議論にはなじみません。お控えください(笑)。

で、二週間ぶりに自宅に帰ってきて「自宅はいいなぁ」と中高年らしいことをとりあえず言っておいて、今これを書いています。

来週は山形なんですが、僕の行程と台風の進路が小谷実可子なんです。

失礼、オヤジギャグ入れました。今回入れまくろうと決心したので。

行程と台風の進路が完全一致しているんです。どうしようかなぁとも思うのですが、

行きます。