昨日のプランは全部友人夫妻にお任せしていました。予定通り山形市に移動し、再度友人たちと合流。
最初の昼飯の場所は天童市。連れていかれた店は「水車生そば」。僕はよく知らなかったのですが、超有名店とのことです。ご存じの方も多いことでしょう。
ここでは名物の「鳥中華」を。これが山形名物だと聞いたことはありました。
自戒を込めて言うと、実に醜悪な中高年男性の癖だと思うのですが、
(鳥中華?美味しいだろうけど、ただの和風の出汁で作った中華そばでしょ。)
という思いしか持っていなかったのです。怒られるかもしれませんが、中高年男性の物事にあたる姿勢って大なり小なりこんな感じ。知ったかぶりでぺらぺらぺらぺら喋ってしまう恥ずかしい性(さが)。
そういうことで、メニューを見て蕎麦の方が食べたいなと思った僕は「鳥中華もよさそうだけど、板蕎麦にしようかな・・・」とつぶやいたところ、
「すごく美味しいから鳥中華食べなよ。板蕎麦は別でもらってみんなでシェアすればいいからさ。」と提案され、(それなら両方食べられるな♪)と思う食いしんボーンな僕。
果たして鳥中華が運ばれてきました。「猜疑心の強いタイプ」なのでまずは出汁を一口すする。
(・・・ナメていた(汗)、なんじゃこれ、めっちゃ美味いじゃん・・・)
想像を超えてきました。ごめんなさい、自分の想像できる範囲で勝手に(どうせただの和風の中華でしょ)って決めてしまって。
悔い改めます(笑)。
その後、板蕎麦も運ばれてきて。それはあたり前のように美味い。それに、小さな茶碗のような蕎麦ちょこがとても品があってすてきでした。
大満足でした水車生そば。ご馳走様。水車生そばを後にした僕らは、友人夫妻の取引先の大正館さんというスパイスの製造元に。友人が店に置いている一味と七味を購入するために行きました。ここの唐辛子は美味いらしいので、僕も自分用に何点か購入させていただきました。
大正館さんの唐辛子を置いているお店は山形を中心にたくさんあるのですが、どうも全国的にもファンが多いらしい。自分の店に置くために、京都から七味を買いに来る方もいらっしゃるのだとか。
僕は四国の「鬼びっくり」シリーズの一味・七味がお気に入りで常に自宅にストックを持っているのですが、大正館さんの七味も非常に楽しみ。
そして友人の取引先の酒屋さんに移動。すごいラインナップだと思ったら、地下にも巨大冷蔵庫があり店頭に出ている以上の日本酒が保管されているのだとか(驚)。そこでは予定通り山形のお酒を4本購入し(試飲も何種類かさせていただいて)、一旦ホテルに帰って昼寝&洗濯。
夜は、詳しくは書けないので少しぼかしますが(笑)、友人に連れて行ってもらった居酒屋で気が付くとなぜか「十四代振る舞いで呑み放題」状態に。盆と正月とクリスマスが一気に来たような幸せのひとときを過ごすことができました。
そのあと山形市の七日町エリアに移動してもう一軒。そこも友人夫妻の知人のお店で、振る舞い酒がどんどん出てくる(笑)。その時点で僕はすでに5合以上は飲んでいたと思います。
ぼってりとした旬の岩がきがとても美味しかったです。聞きませんでしたが、笹川流れとかあの辺の岩ガキですよね、きっと。
いい気分だったのですが、僕は高校生の頃から顔色が一切変わらなくて泥酔は全くしないので、酔っているとは思われず(笑)。どんどんどんどんすすめられる。
親に感謝。いい体質に生んでくれたと思います(笑)。
「ざる」なのは亡くなった母の方で、父は一口飲んだだけで倒れちゃう人だったんですが。
最後は友人お勧めの駅近くの居酒屋で、締めの蕎麦。以前来た時に見つけたおお店だとのことでした。
盛岡の居酒屋・花太郎のおかみさんは正解。彼女がいつも言っていた通り、山形の蕎麦はどこで食べても美味しいです。
で、日付が変わる頃にお開き。
今朝友人夫妻は南の島への帰途に着きました。昨年のこの季節もたっぷり山形案内をしてもらいましたが、今回も満喫でき感謝しかありません。
僕は12時のチェックアウトの後もう一回山形で蕎麦を食って東京に帰るつもりなのですが、ただ帰るのももったいないので東京まで通しでJR乗車券を買っておいて、仙台にでも寄ろうかな。急ぎの仕事もないし。
でも仙台に着いたら(もう一晩泊まっちゃおうか?)って思っちゃう可能性が高い。
明日の2時ごろに東京駅にいればいいだけなのです。自宅からだと東京駅に行くまでに一回乗り換えがあるけど、仙台から新幹線で行った方が乗り換えなしで東京駅まで行けるんだよなぁ(笑)。