さて、ほんとのケープタウン最終日です。今午前5時少し前。もう少し寝たい気持ちもしますが、あと数時間で空港に行って午前の便でシンガポールに飛ぶので寝る時間は山ほどあります。
免税手続きもしなければならないので、少し早めに行きます。
旅に出るときは紙をまとまるダブルクリップを2~3個持っていると便利です。何枚もある免税書類(Tax Invoice)をクリップでまとめておくと、空港で係員に手続きをお願いするときに非常に手際よくやっていただけます。
行列の前方に書類をわしづかみにして持ってきてその場で整理している人が良くいるのですが、後ろで待っている方としては(きちんとまとめてから来いよな)と少しイライラします。ま、仕方ないですけどね。
昨日は雨が降っていましたが、残りの買い物を。現金が残りそうだったのでCape Townの冷蔵庫に貼るマグネットをいくつか。旅の記念に購入することが多いです。そこは先日Cape Townの絵と言うかポスターを購入したのと同じ店なんですが、ちらっと見かけたオーナーはおそらくゲイの方でしたね、オネエさんだったんで。品ぞろえのセンスがいい店でした。
そのあとは、ローカルスーパーのPick n Payで、美味しかったチーズと南アフリカのバターを。今回もお世話になりました。
ちょうど自宅のバターケースのバターが無くなったところだったので購入してみました。バターは500gで600円くらい。安いと思うのですがどうでしょう。
一旦ホテルに帰ってパッキングを。年を取って物欲が弱くなったのか、買い物の量も抑えめですぐに詰められました。スーツケースの中にもう一つ折り畳みのスーツケースを入れているのは昔と変わりませんが、以前は2つのスーツケースがパンパンになるくらい買い物をしていたのに、最近は比較的余裕がありますのでパッキングにも時間がかかりません。
シンガポールで一日過ごして残暑が厳しいらしい日本に帰るので、少し寒いですがショートパンツで空港に向かいます。
ああ、涼しくて(むしろ寒くて)、気持ち良かったなぁ。
腹にあまりものを入れていなかったので、予定していた通り2日前に行ったイタリアンStep Brothers restaurant & barに早めの18時ごろ行きました。昨日は屋内の席が予約で満席でしたので、
「テラス席でいいかな、ストーブつけるからそれほど寒くないし」ということでテラス席に。
2日前は暗くなってから行ったので気づきませんでしたが公園の中でも三方をテニスコートで囲まれて周りには一切建物がない、贅沢なロケーションのレストランでした。
まずは白ワインから。今回はさわやかなソービニヨンブランを。前菜はカラマリのグリル。フリットは重いのでやめました。
このカラマリが、まー美味いこと、美味いこと。
我ながらGoogleマップ上だけでここまでの店にあたりを付けられる自分の「ひき」の良さに、自分で自分を褒めてあげたい(by裕子)。
このブログでよく登場する、以前盛岡で花太郎という居酒屋をやっていた女将さんには「それだけ飲み歩いているとひきが良くなるでしょ、これからもっともっと勘がさえてきてハズレを引かなくなるわよ」と言われましたが、どうやら本当だったようです。
白ワインはさっさと飲んでしまったので、最後は赤ワイン、ピノタージュ。そして、食事のメインの「トリュフとキノコのクリームソースのタリアテッレ」を。
なんだこれは!
ソースはトリュフの香りと、各種キノコの食感とで当たり前のように美味かったのですが、タリアテッレが手打ちでこれまた美味い。
大満足で食事を終えるころにはあたりはもう真っ暗になっていました。
翌日は午前の便なので夜更かしせずに帰ろうかと思いましたが、その前にCape Townのフィナーレを。UBERを呼びました。
One & Only Cape Townのバーで一杯だけ。
最後の一杯はやはりピニャコラーダ。
今回の旅が終わります。
またUBERを呼んでホテルに。ドライバーはザンビアから来られた方。もう24年もケープタウンに住んでいるそう。子供も19歳を頭に4人。
当然のことですが「家族は?結婚は?子供はいるのか?」と聞かれます。「家族はいない。一人だけだよ。親も二人とも早くに死んじゃったし。姉と妹がいるくらい。」と答えます。
疑問に思うのが普通だし、なんとなく聞くのが普通。失礼だとは思いません。自分にそんなに興味を持たれているわけではなく、単に話の流れで聞くだけの話。今時の日本だとそういうことを聞くのが失礼だとかうるさい人多いけど。じゃ、僕みたいに人付き合い制限すれば放っておかれるのに、人には構われたいけど、自分が聞かれたくないことは聞かれたくないとか(呆)。
自意識過剰な方が多いんでしょうね。そんなにあなたに興味ない。
あ、脱線した。ドライバーは続けて「なんで結婚しないの?」と悲しそうな顔で聞く。きっとすごく悲しいことなんだろう、彼には。
(結婚なんかしたら女がうるさいから、こうやって好きな時に旅行だってできないだろ。旅に出たいと思ったら誰にも言わずに即座に行きたいんだよ。妻子養うくらいの所得はあるけど、専業主婦なんかがやってきてオレの金使って「アタシが家事を全部やってる」とか偉そうにされたら、「ふざけんな」って顔面グーパンチしちゃうだろうし。家事なんてオレの方がほとんどの女よりうまくできるから、家政婦ならそもそもいらねーし。姉と妹が出産して実家に帰ってきたときには赤ん坊にミルクやったり風呂に入れたりも教えてもらって計五人分一人につき1~2か月毎日してたから、なんなら男手一つで大体の育児もできるし。)
と、正直な話をしても仕方ないので(笑)、
「縁がなかったんだよね。」と言ったら、
「50代でもまだ間に合うよ。頑張って」と慰められました(笑)。
さて、まとまりがなくなってきたところで(笑)、昨日の家計簿をつけて、(あとでラウンジで何か食うから)最後に下でコーヒーくらい飲んできて、空港に行きましょうか。
UBER生活もこれが最後だなぁ。ほんとに便利だし、口コミ評価制なのでやばいドライバーは淘汰されてほとんどいなくて安心だし、早く日本に導入してほしいですね。タクシー業者なんか噛ませなくていいから。
UBERみたいな外資に金持ってかれるのが嫌ならタクシー業者とは全然関係ない日本の会社がやればいいと思うし(例えばIT系の会社とか)。タクシー業者は既得権益守ろうとしてライドシェアのいいところを全部つぶすからダメですね(笑)。
こんにちは。
ドライバーの方の質問は異国ではよくあることですね。
インドでも質問攻めは当たり前の光景です。
自分は当時26歳で、結婚していませんでしたが、「何故、結婚しないの?」とよく聞かれました。何百人ものインド人に聞かれたような気がします。
おかげで「女と別れたから旅に出ている」という英語が上手になりました。
結婚はそういう世間(親や親せきとか)の圧力に耐えられなくなり、同化して迎合するものなのでしょう。
60歳を過ぎたら、パキスタン以西に行くと決めていますが、体力があるかどうか。それ以前に好奇心がすり減っていないか、心配です。
伏し目がちに「結婚、一回したんだけどね・・・」って言えば、ほぼ全員が(やばい)って思うから二度と話題に上げないから便利ですよね。
同じく子供の質問も単に欲しくないないだけでも「お医者さんにまずできない、不妊治療もお宅の場合は期待できません。諦められたほうが・・・って言われちゃって・・・」って言えば二度と言ってこないから、いちいちそんな質問しないで!ってイライラするよりたくましく嘘つけばいいと思います(笑)。嘘じゃないならなおさら使えばいい。
おばあちゃんは今回もやはりいませんでした(涙)。
一度悪いことがあるとずっと鬼門になりがちですよね。逆もそうですが。
でもシンガポールは好きな街なので、その評価がなにかの拍子で覆されることがあればいいなと思っています〜。