国内外問わずタクシーがあまり好きではない。遠回りしたり、値段ごまかしたりと、タイのタクシーが大嫌いなのは以前の日記で書いたが、そっちはGRAB、世界的にはUBERが使えるようになってほぼ解決した。
問題は日本国内だ。全く知らない町に行くと(明らかなのはないが)微妙に遠回りされているのはなんとなくわかる。まあ、それはいいとしても、直前に止めてほしい場所を言うと「このヘンですかぁ?」「はい、ここで!」と言ってもさらに「このヘンですかぁ?」とのらりくらりメーターのゲージを見ながら時間稼ぎして、車を止める直前でメーターが一つ上がるように調整してくる。
これが姑息で好きじゃない。最近はあらかじめ言った目的地の数百メートル手前で「ここでいいです」と突然車を止めて降りるようにしている。僕の個人的な印象では大体の傾向として、札幌と沖縄がワースト1。東京もそれに次ぐレベル。
那覇のタクシーなんて、夜中に酔っぱらってホテルまで行こうと乗ったときに、途中うとうとしてしまいふと気づいたら、運転手が道路の真ん中で車を停止させていたことがある。その分の料金をせしめようという魂胆だった。その運転手、僕が起きたのを見計らって慌てて車を走らせた。インド方式でタクシー破壊するほどシートを後ろから蹴ってやろうと思った(昔イスラエル人の女の子たちと一緒にタクシーに乗ったら悪質な運転手だったことがあり、その時に「ボラれないようにはこうするのよ」と彼女たちに教えられた。ので、インドでは実際にそうしている(笑)。)。ただ、ここは日本なのでそれをやってしまうと僕の方が罪人になるためやらない。
一番好きなのは名古屋のつばめタクシーとフジタクシー。交差点の手前で乗ってすぐに赤信号で止まりそうなときはメーターを入れず、青信号になって走り出してから「メーター入れさせていただきます」と言ってメーターを入れるので、わざわざ信号の向こうまで行ってタクシーを止める必要がない。
良心的なので(会社の指導なんでしょうね)、名古屋ではどんな真夜中でも必ずその二社のどちらかが来るまで待つことにしている。比較的近距離を利用するときには、目的地に着いてもゲージを見ながらメーターが一つ上がるのを待って本来必要ないところまで行ってから止めてもらうこともある。
ただ、そういう良心的な会社を探すのも非常に難しいので、UBERでもGRABでもいいので、予約した瞬間にルートと値段がFIXされる、本当のライドシェアを早く導入してほしい。
海外でライドシェアを使ったことない人たちがいろいろとデメリットを挙げて反対しているのも知っているが、完全版ライドシェアを導入してもタクシー自体がなくなるわけではないので、そういう人はタクシーの方を利用すればよろしい。
運転手のクオリティが担保されないという人もいるが、ライドシェアでは口コミで問題のある運転手を排除することができるので(少なくとも自分が選択しないことはできる)、タクシー運転手より悪質なドライバーにあたる可能性が少なく安心。
ま、僕の目的はライドシェア自体ではなく、タクシー運転手に姑息に騙されるのが嫌なだけなので、タクシーの方を従来の従量制ではなく、予約した時点でルートと値段がFIXされる方式に変えていただけるなら、別にUBERが普及しなくても構わない。
そういうと「目的地までのルートをFIXするなら運転手が機転を利かせて近道をしたりということもできなくなりますよ」と脅迫めいたことを言ってくるタクシー関係者もいるとは思うけれども、最近都内でタクシーに乗ると数人に一人は「私、この仕事始めたばかりで道がわからないんで、教えてもらってもいいでしょうか?」っていう運転手なので、そういうのにちょくちょく当たるくらいなら最初からナビ上でこっちが目的地を指定するとルート&値段も自動でFIXされる方式のほうがいい。
もちろん上記の名古屋のタクシー会社の運転手さんたちのように、良心的な運転手さんもたくさんいるんでしょうけど、そうじゃない人も結構な数いるからにはロシアンルーレットに身を委ねたくはない。
完全版ライドシェア導入するか、タクシーがライドシェアと同じルート&値段FIXの方式に変えるかどっちかにしてほしいですね。
あと、シンガポールのタクシーみたいに(遠回りしてぼったくったんじゃないか?)と思った時にはタクシー会社に連絡すると、当該車両の運行記録をナビで細かく確認して返金してくれる方式も採用してほしい。連絡すればすぐにやってくれる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます