人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

脱ニート者が1日で100万円使い切るなら

2016年02月29日 | 脱ニート者の日常
税金…年金…各種支払い…
常備薬買い貯め…
履歴書…
面接用の交通費…

あっという間になくなるなあ。

いや、この使い方は違う。

ぱあっと、政治家に渡して良い職を手に入れる。

これに尽きるな、とか言っているからダメなのか。
起業する!とか言えないものなのか、俺。

本がニート時代の象徴から脱する日はいつになるんだろうか【ニート後遺症、闘病中】

2016年02月29日 | 脱ニート者の日常
よくない。

先日うっかり本を購入した。ちょっと気分的に余裕がでてきたのかとポジティブに考えていたものの、冷静になってみると、ダメな行動だったようだ。

脱ニートはまだ、成功していない。いつか成功するのかどうかという疑問はあえて伏せておく。まだまだ生活は改善されず明日を考えることさえ辛い状態。

本を買って部屋に持ち帰る。読もうかと手にする。懐かしい感覚。ニート時代を思い出す。楽しかったなあと述懐する。戻りたいとまで思う。そして冷や汗をかく。

本を買うというのは未だ、ニート時代の象徴だった。今、大学生の小遣い稼ぎのようなバイトで食いつないでいる。数字的には「つなげて」はいない。そんな状況に、慣れてきている。これでもいいかと思い始めている。できればニート時代と同じような、楽な暮らしをしたいと。

勿論、そんな生活に戻る気はない。けれど隙ができている。求人募集を眺めながら、どうせないんだし、と思う。思った次は、まあ明日はよい求人があるかもしれないから今日はこれまで、だ。それを繰り返したから、こんな今があるんだろうに。

しっかりしよう。

コメントをくださった方へ。
いつもありがとうございます。
ぽんママさま。「タイミング」や「言い方」考えながらバイトします。そういうテーマがあるとバイトの時間楽しく過ごせそうです。あまり楽しくなじんでしまうのも考えモノですが…ちゃんと次にいかないと、です。

小豆ママさま。やっぱり似たようなことあるんですね。そこにグチグチ囚われずにまっすぐ一生懸命、やっていきます。

みなさまのコメント一つ一つに成長させてもらっています。ありがとうございます!

脱ニートリハビリ【ニート後遺症、闘病中】

2016年02月28日 | 脱ニート者の日常
昨年、短期で倉庫事務をした。

そこで言われたことが「勝手に判断しないで分からなかったら聞いて」。俺としては「分かっていないのに勝手にやった」のではなくて「教えてもらったことをちゃんとやった」つもりだった。つまりただ仕事ができない子だっただけなのだが、そう言われるというのはきっと、勝手にやらかすタイプに見えたのだろう。
そこはそのように主張したかった。が、脱ニートに当たって自分に言い聞かせたことが幾つかあって、そのうちの一つが「言い訳をしない」。このブログを観ても分かる通り、どうにも言い訳がましい人間なので、特に気をつけようと決めていた。

主張すれば「言い訳をする子」になる。言わなければ「自分勝手に適当にやる子」になる。結局、作業をしっかりやっていれば問題ないということになるけれど、初めての仕事を一つのミスもなく終わらせることって可能なのだろうかとも。
他にも、先輩の勘違いで俺が責められた場面もあったりした。そもそもが俺の作業が遅いせいだったので、無論、口応えなどはしない。とはいってもひとことくらいいいたくもなる。
場合によっては、多少言い訳がましくても主張した方が作業効率が上がりそうだと、後日、振りかえったり。


などということは、普通に働いている人にとっては日常なのだろうなとかみしめる。

脱ニート者のリハビリは続く。

100円の本に手が伸びてそして【ニート後遺症、闘病中】

2016年02月27日 | 脱ニート者の日常
本を買う。

一冊。コミック。一年前に買っていたものの続巻。作者さんには大変申し訳ないけれど古本屋で。

ニート時代、毎週通っていた新古書店。脱ニート後は、店内に入っただけでも嘔吐感と眩暈に苛まされた。気分転換になるかと立ち寄ったのがかえって、凹んで店を出ることとなった。そして一切足を向けなくなって、数か月。ふと思い立って、踏み入れた。

結局、嘔吐感はあったし眩暈もした。悪寒に発汗。これで卒倒でもしたら完全に病名がつく。
構成の変わった店内をふらつく。漫画の群れを観ていると、妙に落ち着く。これはニート時代も同様。今はそれに、郷愁に近い切なさが加わった。懐かしいと思う。この本もこの漫画も読んでいた。続巻が出たら迷わず買うもの、買う本が少なければ買うもの、タイミングがあえば手を出したい新シリーズ…等いくつかのカテゴリに分けていたのを思い出す。当時、なかなか新古書店の100円コーナーには出なかった作品が大量に並んでいた。欲しかった本も何冊か。

そんな中、一冊を手に取る。

ぶるっと震えた。背表紙をみる。ハイテンションなキャラクターの顔に涙が出た。最初の1ページを開く。あの物語の続きがそこにあった。その物語の続きに、俺は行けなくなったのだなあとうつむいた。涙が落ちた。これは本格的に不審人物じゃねぇかと、おかしくなった。おかしくなって笑った顔は、更に不審。

棚に返す。
返してからまた、取る。
悔しかった。ガマンするのが当然。
娯楽を買える余裕はない。
脱ニートして一年。まだその段階。

手に取ったまま店内を何周か、した。

何だろうか、この一年が思い出された。できそこないのドラマの、最終回かよとまた笑う。
何にも変わんなかったなあと、かみしめる。漫画を数冊抱えた学生がレジに並んでいる。うらやましい。買えることが、じゃない。そういう時期があって、更にそこから人生がある彼が、だ。そういう時期を過ごして人生をぶっ壊した身としては、うなだれるしかない。

うん。
うなづく。これが文章表現ではなく実際に、店内でうなづいたのだから俺もかなりなところまできているのかもしれない。
ともかく、10円玉が少しあったのでかき集め100円を作る。
行ってしまえ、と思った瞬間、足首が熱くなる。やめろというサインなのかと躊躇するのも一瞬。

買ってしまう。
買ってから後悔、はしなかった。お金さん、ありがとうと呟く。これは、脳内で。

そして今、苦悩する。

読むべきか、供えるべきか。
供えて、事が好転した時に読むべきなのか。

悩んでいる。

でも、少し嬉しい。

嘘をついた。

ものすごく、嬉しい。