ほぼ一日雨。早朝ちょっと目が覚めた時ツイッターを覗いたら、東京各区やうちの市にも大雨警報が出ていました。離れて暮らす早朝出勤の娘は大丈夫だろうか——と思いつつ二度寝。昼頃には土砂災害警報まで発令されました。同じくツイッター情報ですが、ニュースでマンホールから水が溢れる映像が取り上げられ、見れば近所のよく知っている道でした。
というわけで、当然ながら外出はせず。家でダラダラと過ごしました。
本日より大河ドラマ『青天を衝け』再開。篤太夫はじめ訪欧使節団がパリにいる間に、日本では大政奉還から戊辰戦争勃発、将軍慶喜は「朝敵」と呼ばれるに至り、徳川幕府崩壊、幕軍は散り散りになって会津などへ落ちのびる——という怒涛の流れが文書でのみ伝えられ、使節団の皆も民部公子こと昭武も困惑するばかり。
ツイッターで言われていましたが、3週間空いた後の視聴者の「いま何が起きているんだっけ?」の気分と、日本の状況が全くわからない篤太夫たちの「え?」「え?」の連続がうまくシンクロしていたと思います。
一方、エラールに導かれて行った証券取引所で、新たに「金の動き」や金融システムを学ぶ篤太夫。パリを引き払うまでの様々な残務処理もエラールさんが手伝ってくれたようです。この人が終始篤太夫くんに好意的で、良き師とも友もとなってくれたのが、何かいいなあと思いました。
民部公子様との別れに際し「不滅」と名付けられた花を贈るヴィレット中佐や、アパルトマンの家族等、フランスの人たちの優しさ、心の交流も感動的でした。しかし美しいパリも、この後パリ・コミューンの時代になるのですが——
日本の様子は、並行して成一郎も創設メンバーだった彰義隊のことや上野戦争について、少しは触れてくるかなと思いましたが、番組終わりの「紀行」で言及されるにとどまりました。でも次週予告を見ると、「そのころ日本では」の話は、次週まとめて描かれることになりそうです。もしかしたら土方歳三と成一郎たちの、会津から函館への転戦も。
ニュースの後、21時から【クラシック音楽館】を観ようとチャンネルを替えたら、なんと高校野球の試合がまだ行われていました!試合終了後も別の番組がいろいろ入り、音楽館は0時からになるとのこと。さすがにリアルタイムでは観られそうにありません。
追記:クラシック音楽館は武満徹の歌曲特集が前半だけだったため、どうにかリアルタイムで観ることができました。様々な名曲どれもこれも「あ、これ石丸幹二さんのコンサートで聴いた曲だ!」と思ってしまいました 主に、つのだたかしさんとの通称【つのまるコン】での印象が強いです。武満徹の「うた」の原点が、戦争中に聴いたシャンソン「聞かせてよ愛の言葉を」だったことも、コンサートで知った逸話です。それに限らず、石丸さんはミュージカル曲やポップスを歌う時も、曲の背景やご自分の思いをきちんと言葉で伝えてくださって、本当にいろいろなことを教えられていたんだなぁ——と、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
石丸さんのことばかり語って申し訳ないですが、このたびの番組も大友良英さんの武満さんへの深い敬愛が感じられ、ご自分なりの編曲や演奏もまた良きものでした。起きて観られて、本当に良かったと思います。