3月3日例会・週報

『　バンジョー弾きが語る“アメリカ音楽史”　』
　　シンガーソングライター、
クロウハンマーバンジョープレイヤー　北村　　謙氏

＜プロフィール＞
北村謙氏は、中学よりバンジョーに興味を持ち演奏を始める。京都アマチュアコンサートを経験後、高石友也、はしだのりひこ等とプロ活動を始める。その後自分のバンド「ばっくすばにい」「少年倶楽部」を結成。音楽活動と同時にＭＢＳ，ＫＢＳ他ラジオＤＪとしても活動。
現在は「北村　謙Banjoひとり旅」で全国を唄い回っています。

現在、私たちが耳にしているポップミュージックのルーツは、アメリカで生まれました。
アメリカ合衆国の東部に位置する２，４００キロのアパラチア山脈のうち、ヴァージニア州、ウェストヴァージニア州、ノースキャロライナ州、ケンタッキー州、テネシー州は、険しい山々の連なる劣悪な環境の地でありました。そこに移住したのは、スコッチ・アイリッシュ系スコッツ＝アイリッシュと呼ばれる移民でした。
元々スコットランドの低地地方で暮らしていたのですが、イギリス政府によってアイルランドの北部のアルスターという地方に移住させられ、更に北アメリカに移住し、孤立した厳しい生活を強いられていました。
それでも新天地への憧れを持ち続けた彼らは、他との接触を避けることで自分たちの文化、宗教、生活習慣、音楽などの伝統を守ろうとしました。ここで生まれたのがアメリカンルーツミュージック、すなわちフォークソングなのです。

バンジョー演奏

3月3日週報

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