『日本とアフリカ間におけるビジネスの架け橋プロジェクト及びブリス・アイ社の設立』
米山奨学生、京都大学経営管理大学院2年
イベアヌセ・エブカ・エマニュエル君
私が京都大学大学院に入った理由は、筑波大学学部三回生時に参加した三菱ふそうトラック・バス株式会社でのインターンで得た、疑問への解決策を研究するためだ。このインターンで日本とアフリカ間のビジネスに関して二つの疑問点を得た。第一が、中国・インド製のトラックやバスはアフリカで売っているのにも関わらず、なぜこの会社製の製品は売られていないのか。また第二が、アフリカ政府は新しいプロジェクトを始めるにあたり、なぜ日本企業ではなく、中国やインドの企業を採用するのか、という点である。
現在アフリカでは、日本企業と中国企業は熾烈な競争をしているものの、その軍配の多くは中国企業にあがっている。このような状況を克服する為に、日本に対してどのようなことができるか私は考え、本学では以下のことに取り組んでいる。
現在、私は友人の大阪大学大学院生の牧野弘司さんと共同でナイジェリアに会社を設立した。日本とアフリカの架け橋になるべく、日本企業のアフリカ進出における支援、日本にある商品の販売や、基金などを作って貧しい子供に教育を受けられる環境を作ることを目指している。実際に、私達の会社は2015年9月4日に創業し、商社的事業とコンサルティング事業を営んでいる。商社的事業として、日本企業のもつ商品をアフリカ市場に仲介し、日本製品のシェア拡大を支援し、またコンサルティング事業として、アフリカ進出を考えている日本企業に対して、許認可手続きの代行やマーケティングを行っている。またナイジェリアでの会社設立を選んだ理由は、アフリカにおいてナイジェリアのGDPは一位であることと、人口が1億7千万人(2013年度)と最も多く、人口増加率も一番多いからだ。このように、私は勉学だけでなく実学にも取り組んでいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10月13日週報