響きあうA"LIFE & ~『ピッコロの冒険』~

ピッコロの自分探し、広大な内なる意識へと冒険の旅の物語
&つれづれの内なる対話、 A"LIFE&ONENESS

ピッコロの冒険8

2007-12-14 18:51:38 | スピルチュアル 連載小説
ピッコロは、もともと自分が由であるという、いわれをは本当だと悟った。

その瞬間、ピッコロは今までの自分という殻から、一瞬にして抜け出し、自分が天まで拡張したみたいだった。

宇宙と一つになった感じがした。

それは爽快で幸福そのものだった。

幸福感を味わうには、何のわけも必要が無いということ、

それは外界のものごととは一切関係なく、ひとりでに在るものだということを、ピッコロははじめて知った。


’そうか!自分がひとりでに幸福ある時、それは一人でいる時も、誰かといる時も、何をしていても楽しさに充ちているんだ。

反面自分の心が悲しみや、恐れや、怒りなど、のフィルターにおおわれていると...、

どんな状況でもその感情のフィルターに支配されているんだ。

この一瞬の体験からピッコロは学んだ。


’幸福感というのは、こだわりのない状態において味わうことが出来るみたいだ。

だって今の僕は何も思い煩わず、ただ僕で在ることに、

イエスであり、OKって気分だ’


ピッコロは、このような心の状態を、より多く持てるように願った。

それにはどんな努力をするべきか、それが問題だった。



『さまざまなや想念のその背後に曇り無き青空があるんじゃ。

そここそがお前の母体であるグラウンドなんじゃ。

こころという青空におまえは自分が選択した思いを映し出す。

そうすると、さまざまな色合いの雲が立ちあらわれては消えていく..。

そして、悲喜こもごもあらゆる感情がそこから立ちのぼって来る。

それは味わうのがお前に与えられた特権なんだ。

ほんとうは..どんな感情にしろ..味わい楽しむところでもあるだ。

それが心というものの機能なんじゃよ』


’だとしたら、自分を疎ましく思ったり、束縛したり、そんな選択より、良きことで充した方がいいに決まってるじゃないか!’


『その調子、その調子。元気というのは、まさにそういうこと、元の気というぐらいじゃからな。

元々は、誰でも完璧なんじゃ。そこには過不足のないそれぞれの存在が在る。

それは在ることで充分完璧だ。

そして、そこはパワフル。だから元気と言うんじゃから。

その上にのっかてるものを落とす、ただそれだけの事で、元の気になる。

大方の人間は、何かに成ろうとしているように見える。
つまり、自分が不完全であるという前提にたっておる。これが真っ赤な誤解なんじゃ。

今までに溜め込んだ価値観、思い込み、つまり観念というもの、これに気づくこと。ここが重要なんじゃ。

だから、対象物や、自分の判断ではなく、反応してる自分を見る、これがプラクテスの本筋なんじゃ。内を見るということとはそういうこと。』


ピッコロは、そのプロセスこそ自分の求めていた冒険だったんだと思った.

何故なら自分をさかのぼる、この道は、常に新たな自分に出会えるんだから。

たった今、ピッコロは自分自分に対して、無知である事を知った。それはうれしい発見だった。

ピッコロは感動と喜びでいっぱいになった。

それは至福の瞬間だった。

何一つ知らないということがこんなに素敵な気持ちになるなんて!

これから知って行くだろう、その膨大さを思うと、最大限のワクワク感に全身の細胞が打ち震えた。

これから先どんな冒険が待っているんだろう?

どれほどの冒険に僕は挑むんだろう?

沢山の神秘の門に出会い、それをくぐり抜けることが出来たら、きっと自分と宇宙に関する様々な知恵を得られるに違いない。


ピッコロは、今後一切、今までのような繰り返しの日々ではないだろうと思った。

これからの自分の生は一瞬一瞬常に新しいのだ。

’なんてスリリングなんだろう!’

ピッコロはぞくぞくした。

’気づくたびに真新しい僕と出会えるなんて!’












より多くの方に見て頂くために
クリック.プリーズ!
精神世界ランキング


ramni わくわくワールド<本.アート.冒険者たち>

こちらもよろしくお願いします。 http://ramni.blog.so-net.ne.jp/

今日の写真