新潟市 水と土の芸術祭
越後妻有と同じタイミングで3年に1度、新潟市内で開催される「水と土の芸術祭」は2009年に次いで今回が2回目。約70の作品が展開され、そのうち半数が、新潟駅から徒歩や自転車で回れる範囲に点在する。後の半数はバスやクルマでないと無理な距離にある。越後妻有と比べたら作品数もエリア面積も小規模なので、全件制覇もし易いと思う。今回は新幹線で行ったので、遠い物件は放棄して、駅近物件だけに絞って見学。
1日目は歩いて行ける万代島メイン会場をブラブラ。旧水産会館、大かまぼこ、小かまぼこなどの古い漁業施設を利用しての作品展示。「おもしろ半分制作所」は2階建ての事務所だった建物内部を、無理矢理4階建てに改造した迷路みたいな不思議な空間が広がっている。メイン会場脇にある複合コンベンション施設「朱鷺メッセ」には高さ125mの無料展望室があり、新潟市内や日本海の眺望を満喫できる。
2日目はレンタサイクルを借りて数キロ圏内をうろちょろ。市街地は平坦地が多いので自転車で走りやすい。でも海沿いの道は狭い歩道に海風で舞って来た砂が積もっていてちょっと走りづらい。
旧齋藤家別邸は新潟三大財閥のひとつ齋藤喜十郎が大正7年に建てた別荘で、小高い砂丘を利用した庭園が広がり、二階建ての主屋からは仕切りの少ない開放的な窓越しに庭園パノラマが楽しめる。
そんな古風な屋敷の中に照屋勇賢さんの作品が展示されている。お馴染みの紙袋フォレスト、裏表色違いの高級ブランド紙袋の作品もあって、もう照屋さんのために作られた紙袋と言っても過言ではない。もうひとつ、天井から床すれすれに吊るされたスーパーのポリ袋作品、なんじゃこりゃと素通りしそうになるが、よく見ると明かりに照らされた魚が床にいる。なんとポリ袋には魚の形の切り込みが入っていた。あまりの小ネタについ笑ってしまった。
おもしろ半分制作所の屋根
佐藤仁美 《Heart washing room -こころの洗濯-》
南川祐輝 《おひるねハウス》
王文志 《浴火鳳凰 - Phoenix From The Flames》
旧新潟税関庁舎;1869年(明治2年)の建築
朱鷺メッセ万代島ビル無料展望室から見た日本海
越後妻有と同じタイミングで3年に1度、新潟市内で開催される「水と土の芸術祭」は2009年に次いで今回が2回目。約70の作品が展開され、そのうち半数が、新潟駅から徒歩や自転車で回れる範囲に点在する。後の半数はバスやクルマでないと無理な距離にある。越後妻有と比べたら作品数もエリア面積も小規模なので、全件制覇もし易いと思う。今回は新幹線で行ったので、遠い物件は放棄して、駅近物件だけに絞って見学。
1日目は歩いて行ける万代島メイン会場をブラブラ。旧水産会館、大かまぼこ、小かまぼこなどの古い漁業施設を利用しての作品展示。「おもしろ半分制作所」は2階建ての事務所だった建物内部を、無理矢理4階建てに改造した迷路みたいな不思議な空間が広がっている。メイン会場脇にある複合コンベンション施設「朱鷺メッセ」には高さ125mの無料展望室があり、新潟市内や日本海の眺望を満喫できる。
2日目はレンタサイクルを借りて数キロ圏内をうろちょろ。市街地は平坦地が多いので自転車で走りやすい。でも海沿いの道は狭い歩道に海風で舞って来た砂が積もっていてちょっと走りづらい。
旧齋藤家別邸は新潟三大財閥のひとつ齋藤喜十郎が大正7年に建てた別荘で、小高い砂丘を利用した庭園が広がり、二階建ての主屋からは仕切りの少ない開放的な窓越しに庭園パノラマが楽しめる。
そんな古風な屋敷の中に照屋勇賢さんの作品が展示されている。お馴染みの紙袋フォレスト、裏表色違いの高級ブランド紙袋の作品もあって、もう照屋さんのために作られた紙袋と言っても過言ではない。もうひとつ、天井から床すれすれに吊るされたスーパーのポリ袋作品、なんじゃこりゃと素通りしそうになるが、よく見ると明かりに照らされた魚が床にいる。なんとポリ袋には魚の形の切り込みが入っていた。あまりの小ネタについ笑ってしまった。
おもしろ半分制作所の屋根
佐藤仁美 《Heart washing room -こころの洗濯-》
南川祐輝 《おひるねハウス》
王文志 《浴火鳳凰 - Phoenix From The Flames》
旧新潟税関庁舎;1869年(明治2年)の建築
朱鷺メッセ万代島ビル無料展望室から見た日本海