「アニマルワールド」@静岡県立美術館
動物が登場している絵画が大集合。江戸時代の作品を中心に所蔵品と個人蔵のみ展示。いちばんの目玉が若冲の升目描き 《樹花鳥獣図屏風》。前回見たのは4年前の千葉で「伊藤若冲アナザーワールド」の時だ。白象を中心に寄り集まった動物たちの前に横たわれば、たちまちあなたも釈迦になれる。
《樹花鳥獣図屏風》は、たぶん若冲工房の作品だろうという曖昧な立ち位置にいるのだが、同じくここの所蔵品である小ぶりな升目描き 《白象群獣図》 も展示されていて、こちらには若冲の落款も押してある正真正銘の若冲作品。
さらに若冲の 《蝦蟇河豚相撲図》 は鳥獣戯画風味でガマとフグが相撲を取るという無茶振り。ウサギやらネズミやらならがっぷりよつに組んでもいい感じだが、これはどう見ても、ガマがフグを抱えて持ち去ろうとしている図にしか見えない。フグなんか手も足も出ないぞ。
なんとなく仔犬の絵も多かった。長澤芦雪の 《人物花鳥図巻》 は初公開で16mの巻物だが、その中には、イタチやスズメに混じって、仔犬ころころ。
同じく長澤芦雪 《一笑図》 という掛け軸には上の方に「竹」が竹の下には戯れる仔犬ころころ。「竹」と「犬」を縦に並べて「笑」という文字に見立てているのだとか。
「水辺のアート」展というのを同時開催中だが、エントランスホールには草間彌生の 《水上の蛍》 というインスタレーション作品も展示されている。鏡張りの箱の中に入ると、赤黄青のランプが無限に広がる綺麗な作品。
どちらの展覧会も9月7日で終わり。
動物が登場している絵画が大集合。江戸時代の作品を中心に所蔵品と個人蔵のみ展示。いちばんの目玉が若冲の升目描き 《樹花鳥獣図屏風》。前回見たのは4年前の千葉で「伊藤若冲アナザーワールド」の時だ。白象を中心に寄り集まった動物たちの前に横たわれば、たちまちあなたも釈迦になれる。
《樹花鳥獣図屏風》は、たぶん若冲工房の作品だろうという曖昧な立ち位置にいるのだが、同じくここの所蔵品である小ぶりな升目描き 《白象群獣図》 も展示されていて、こちらには若冲の落款も押してある正真正銘の若冲作品。
さらに若冲の 《蝦蟇河豚相撲図》 は鳥獣戯画風味でガマとフグが相撲を取るという無茶振り。ウサギやらネズミやらならがっぷりよつに組んでもいい感じだが、これはどう見ても、ガマがフグを抱えて持ち去ろうとしている図にしか見えない。フグなんか手も足も出ないぞ。
なんとなく仔犬の絵も多かった。長澤芦雪の 《人物花鳥図巻》 は初公開で16mの巻物だが、その中には、イタチやスズメに混じって、仔犬ころころ。
同じく長澤芦雪 《一笑図》 という掛け軸には上の方に「竹」が竹の下には戯れる仔犬ころころ。「竹」と「犬」を縦に並べて「笑」という文字に見立てているのだとか。
「水辺のアート」展というのを同時開催中だが、エントランスホールには草間彌生の 《水上の蛍》 というインスタレーション作品も展示されている。鏡張りの箱の中に入ると、赤黄青のランプが無限に広がる綺麗な作品。
どちらの展覧会も9月7日で終わり。
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