詩:二人きり 裸心全通(Rasin Toru) 2013-08-21 17:31:16 | 詩 詩:二人きり あれは 結婚する 前のこと 武蔵小杉の 古い アパート暮らし 文京区から 電車に乗って 会いにきて くれていた 遅くなって 駅で送るとき 無事に着くよう 必死になって 念じていたね 古いアパート 集合トイレ 何もない せんべい布団一枚に 二人 寝っころがり 手を繋ぎ 古い木枠のガラス窓 お月さん 眺めて ありがたく 涙を流してしまった ことも ・・ 6畳一間 テレビもラジオも 何も ない 彼女の存在だけが 宝物のように 部屋を あったかく 包んでいた うまれたて の 愛 裸心全通(Rasin Toru) 人気ブログランキングへ ↓