詩：遠くへ行ってみたくなった時 らしんとおる

詩：遠くへ行ってみたくなった時



こんなに　身近に感じていたのにもかかわらず

思いもよらぬところで　・・

彼女が　わかって　いなかった

何か　疎外感　が　沸いてくる

ここにいるのに

遠く　へ　自分が　伸びていく

細長く　　伸びていく

それは

自分の門が　閉じてしまったような　日

　
　
　
　　　　

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　らしんとおる


　

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詩：洗濯日和（せんたくびより） らしんとおる

詩：洗濯日和（せんたくびより）　らしんとおる



雨の日が　じめじめ　と

気分も少し　じめじめ　と

昨日　の　こと　で

今朝　は　てんやわんや

青空　と

昨日の　こと　を　洗い流して　くれる

白い　シャワー

頭の上　から　足の　下まで　　

お外　へ　向かって　大きく

背伸び

瞑った　両目　から　

口元　へ

ニッコリ　スマイル

お首　を　まわして

ゴリ　ゴリ

モンシロチョウ　が　ご挨拶

の　ど　か

そのもの

野鳥の　鳴き声　

その響き具合　が

あの　大木さん　の

大きさ　を教えてくれている

しばらく　あたり　を　

観察　してみたい

しずかな

おだやかな

ここち

小さな　昆虫たち

大　いそがし　？

こんな　小さな　葉をつけた　

雑草　も

ちゃんと　かわいい　かたち　で

お日様　に　ご挨拶　を　している

ひこうき　の　音　が

空に　一本線　を　引くように

流れていった

どこかの　工事の音　も

聞こえて　きた

近く　を　車　が　通った

家の中の　家電の音たち　が

わたしを　連れ戻す　・・

もう　こんな時間

昨日のことで

お日様がくれた　時間　を

無駄にしないよう

今日は　ふとん　も

干しましょう

さあ

よっしゃ　！


らしんとおる


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