詩:優しい老人(やさしい老人の詩)
その パンの 一切れを
半分しか 食べずに
庭の 野鳥に 与えていた
やせ細った 老人
いつしか 必ず 栄光の 冠を
と 聞こえてくる ・・
いつしか 必ず 栄光の 冠を
と 歌っている ・・
道の ポスト は 知っている
あたり の 木々 や 花々 は
歌っている
いつしか 必ず 栄光の 冠を
と 歌っている
あの老人の とても 懐かしい 面影が・・
この庭の 春の景色に こだま する
裸心全通(RasinToru)