日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

マザーか、パーソナルか。でも……

2014-07-07 20:21:24 | 日日雑記
昔のSFでは、マザーコンピュータというのが良く出てきました。
中央で全人類を統括するというアレ。

「しかし21世紀の現代は、
人々がそれぞれにパーソナルコンピュータを持っている。
SFとは逆になった」

なーるほど、と、聞いたときはそう思った。

でも、結局同じなんだよね。

竹宮恵子の「地球へ」にも、マザーが出てくる。
でも、個人個人の部屋にも、端末はある。
人は、一日一回、マザーと交信することによって、マザーにすべてを感知されてしまうのです。

現代の情報化社会って、つまるところそれではないでしょうか。

パスモやスイカをチェックすれば、その人の行動半径がまるわかり。
(その都度チケットを買うより、
マネーカードを使った方がいくぶん安くなるように、
価格設定がされている)
ETCカードしかり。

図書カードをチェックすれば、何に興味を持っているかわかる。

何度か書きましたが、
ネットの検索機能というのは、
「地球へ」の「マザー」そのまんま。
たとえば「竹宮恵子」の四文字を検索すれば、
このブログが出てくる。
芋づる式に、私が何に興味を持っているかは、簡単に調べることができる。

パレツキーの「沈黙の時代……」を読みました。
アメリカは「テロ狩り」の名目のもと、すごいことになっているようです。
ボストンのマラソン大会(去年だけど)の犯人捜しの時も、
FBIだかが、個人の家に強引に入ってきたとか。

「個」を押し通すアメリカだから、まだ根底に抵抗があるけど、
日本で同じことが起きたらと思うと恐ろしい。


国の政策なんてものは「なんか変じゃねーの?」と思っていてちょうどいい。
逆らう力など、必要になった時は奪われるので、今のうちに考えるだけは考えておきます。
(あるこおるの勢いで、色々と書いております)

「めぐりあい 宇宙編」

2014-07-07 20:09:42 | アニメ
買ってしまった。

「I」と「II」は置いといても、「めぐりあい」

「ガンダムUC」とのおおいな違いは、
貴種流離譚じゃないこと。
ファーストは、底辺から持ち上がってきたところに、力がある。
「ガンダムUC」は「王子様と御姫様の物語」にしないと、
話がとっかかれなかった……ともいえる。
それだけ、ファーストの影響は大きい。

マリーダの死は、ララァのいただきだったのだろうか。

でもバナージにはミネバがいて、
「ぼくは取り返しのつかないことを」と嘆かなくてもいい。
やっぱり大仰に見える。

(ほ~~ら、ファーストのことを話そうとして、
「UC」になってる。
もーどーしよーもないな。
カテゴリ分けなど気にしないほかない)

「めぐりあい」のとっときシーンは、
やっぱり、シャア、アムロ、ララァ、セイラの、四分割。
「大佐、いけません!」
ララァがセイラのことを、シャアから前もって聞いていたはずはなく、
刹那の交感だったのだろう。

アムロの脳裏からララァの方に白鳥が飛ぶ絵は、
人と人との交感を描いた白眉です。
もらおう(こらこらこら)。