国際的人権機関アムネスティインターナショナルが
と題するアピールを出しています。
まずお読みください。
- 最新情報:
- 2017年1月26日
- 国名:
- 日本
- 対象者:
- 山城博治さん
- 期限:
- 2017年2月20日
- 配信日:
- 2017年1月26日
- UA No:
- 023/2017
沖縄の山城博治さん(64才)は2016年10月半ば、米軍ヘリパッド建設に反対する抗議行動中に逮捕された。勾留開始以来、繰り返し釈放を求めてきたがことごとく拒否されてきた。体調が懸念される。
山城さんは 昨年10月17日、高江のヘリパッド建設に対する抗議行動中に有刺鉄線を切断した器物損壊容疑で逮捕された。3日後、沖縄防衛局職員への傷害と公務執行妨害で再逮捕された。
翌月29日には、辺野古新基地建設反対のため工事を妨害したとして、威力業務妨害容疑で3回目の逮捕となり、現在まで勾留されている。
刑事法研究者が12月28日、「勾留する相当の理由は認められず、憲法違反だ」などとして、速やかな釈放を要求する緊急声明を出した。釈放の申し立ては、拒否されてきた。
一方、日本政府は、沖縄県民の激しい抗議にも関わらず、米軍基地の建設を進める方針を変えていない。抗議行動の象徴的存在である山城さんの長期勾留が、表現・結社・集会の自由の権利を行使する多くの抗議参加者に与える影響は少なくない。逮捕を恐れて抗議への参加を控える人が出てくることが懸念される。
山城さんは、2015年4月に悪性リンパ腫が発覚し、5カ月間入院していた。3カ月以上も勾留されてきた。 また、昨年10月に逮捕されて以来、山城さんは家族との面会を認められていない。
追加情報
山城さんは、昨年12月26日に名護署から那覇の拘置所に移送された。
日本の刑法では、起訴までに最長23日の留置が認められている。アムネスティはこれまで、勾留とその間の取り調べに関わる制限や規定が曖昧であることに懸念を抱き、勾留期間の延長、弁護士の接見制限、聴取記録の不在などに懸念を訴えてきた。
山城さんは、沖縄の平和活動を推進する沖縄平和運動センターの議長だ。同センターは、基地建設そのものに反対するオール沖縄会議にも関わっている。
日米政府はこの数十年、人口が密集する普天間の基地の返還を受ける代わりに、住民が少ない辺野古にさらに大きい基地の建設を進めている。しかし、この計画は、騒音、環境破壊、基地の危険性などを県内でたらい回しにしているに過ぎないとして、住民は強く抗議してきた。高江では、オスプレイのヘリパッド建設に抗議して、住民は基地ゲート付近で毎日、抗議行動を行なってきた。そんな中でのリーダー山城さんの逮捕である。
国際的な法律および基準では、被疑者は裁判官の面前に連行され、逮捕と勾留が正当かつ必要・適切かが判断される。起訴までの勾留はあくまで例外であることが前提だ。例外の適用には、具体的な要件を満たすことが必要だ。起訴された場合、一定の期間内で公判が開かれるが、恣意的拘禁のリスクを減らすために、自由を剥奪する相当な理由と手続きが保障されなければならない。
日本の刑事訴訟法では、裁判所は、被疑者の勾留を認める要件として、次の点を挙げている。罪を犯したと疑う相当な理由があるとき、定まった住居を有しないとき、証拠隠滅を疑う相当な理由があるとき、 逃亡し、または逃亡することを疑う相当な理由があるときだ。
(以下 行動提起)
上のアムネスティインターナショナルの勾留要件についてですが、論理的な順序があって、
1 「嫌疑」=罪を犯したと疑う相当な理由がある
ころが大前提で、そのうえで
2(1)定まった住居を有しないとき
または
(2)証拠隠滅を疑う相当な理由があるとき
または
(3)逃亡し、または逃亡することを疑う相当な理由があるとき
という3つの勾留の理由のいずれかが認められるときに長期の身柄拘束である勾留が許されます。
しかも、以下の勾留の必要性も必要です。
「嫌疑及び勾留の理由がある場合でも、被疑者を勾留することにより得られる利益とこれにより生ずる不利益とを比較して、権衡を失するときは、被疑者を勾留することは許されない。」
山城さんの事件の場合、定まった住居はありますし、事件から相当日数が経過しているためもう証拠隠滅の可能性はありませんし、ずっと沖縄で反基地運動をしているのですから逃亡の恐れもありません。
つまり、勾留の理由がないのです。
しかも、さほど重大な法益を侵害したわけではないのに対して、山城さんは悪性リンパ腫で退院した直後であり、山城さんを勾留している利益よりも不利益の方が多大であると言えます。
したがって、4カ月もの長期勾留は全く不当であり、山城さんの身柄拘束は沖縄の反基地運動に対する不当弾圧としか言いようがないのです。
ネット署名も始まっています。
私も署名しました。皆さんもぜひどうぞ。
刑事弾圧粉砕!沖縄を今まで以上に蹂躙して「戦争への道」に突撃する安倍政権を絶対にゆるさない!
署名は下記から
https://www.change.org/p/savehiroji
「ふるさとの自然を守りたい」「当たり前のくらしを守りたい」「米軍施設はいらない」
--ただそれだけの思いで、高江の住民や沖縄の人たちは必死の座り込みを続けています。
座り込みは、「非暴力で」「自主的に」「愛とユーモアを」のガイドラインが徹底され、
強制排除にあっても、住民側にケガ人は続出しましたが、機動隊側を誰一人傷つけることはありませんでした。
それなのに、いま、山城博治さんら、反対運動のリーダーたちが、こじつけとしか思えない理由で、
不当逮捕され、次々に別の理由に切り替わり、長期に拘留されています。
最新の理由は、10ヶ月前の、1月28日から30日にかけて、辺野古・キャンプシュワブのゲート前にブロックを積み、
工事車両の通行を妨げたというものです。
なぜ、10ヶ月も前に行われた抗議行動について、いま、逮捕勾留なのでしょうか。
警察は、その場にいて、見ていたにもかかわらず、何の行動も起こしていませんでした。
これは運動を委縮させ、運動のイメージを傷つけるための不当逮捕としか言いようがありません。
山城博治さんらの釈放を求めるため、年明けに以下の要請文を提出します。ぜひ賛同して要請者になってください!
要請者:鎌田慧、澤地久枝、佐高信、落合恵子、小山内 美江子
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那覇地方裁判所御中
那覇地方検察庁御中
山城博治さんらの釈放を求める要請書
前略
私たちは、沖縄辺野古の新基地建設と高江のオスプレイパッド建設に反対する人々に対する
政府のすさまじい弾圧に深い憂慮の意を表明し、逮捕・勾留されている山城博治さんらの釈放を強く求める者です。
沖縄辺野古の新基地建設と高江のオスプレイパッド建設に沖縄の県民の多くが反対をしています。
沖縄の基地負担軽減では全くなく、新たな基地を作り、基地機能を強化するものでしかないこと、
また、貴重なふるさとの自然を守りたい、平穏な生活を守りたいという気持ちから、非暴力の
座り込みが続けられています。
こうした中、反対運動を続ける沖縄平和運動センター議長である山城博治さんたちがこじつけとも
思われる理由で逮捕され、次々と罪名が切り替わり、長期の勾留が続いています。
現場で行動を指揮する山城博治さんに対する勾留は、2016年12月25日で、70日にも及んでいます。
山城博治さんは、10月17日、ヘリパッド建設予定地周辺の森の中におかれた有刺鉄線を切断したと
して器物損壊罪で逮捕されましたが、那覇簡裁は20日にいったん勾留請求を却下しました。
すると、警察は、同じ20日に、9月25日に公務執行妨害と傷害を行ったとの容疑で再逮捕しました。
勾留を続けるために再逮捕したのです。11月11日には、山城さんは、公務執行妨害と傷害の罪で起訴されました。
しかし、起訴の翌日の琉球新報は、山城さんは、「現場で市民の行動が過熱化したり、個別に動いたりすることを
抑制し、」「勝手に機動隊員らと衝突したりしないように繰り返し呼びかけていた」と報じています。
さらに、山城さんが2015年4月に闘病生活に入り、辺野古のキャンプシュワブゲート前の抗議行動に参加できなく
なった後の県警関係者の話として、「暴走傾向の人を抑える重しとして山城さんは重要だった」と話していたと
報じています。
現場で、警察官が傷害を負った事実が仮にあるとしても、それを山城さんの責任とすることは筋違いです。
さらに、11月29日には、今度は、山城さんは威力業務妨害罪で逮捕されました。この逮捕の容疑は、
10ヶ月前の、1月28日から30日にかけて、ゲート前にブロックを積み、工事車両の通行を妨げたというものです。
なぜ、10ヶ月も前に行われた抗議行動について、いま、逮捕勾留なのでしょうか。警察は、その場にいて、
見ていたにもかかわらず、何の行動も起こしていませんでした。
山城博治さん他運動関係者らに対する逮捕、勾留は、高江のオスプレイパッド建設、辺野古の新基地建設を
強行するために、その反対運動をつぶすために行われているものです。
沖縄の人々の、基地とヘリパッド建設反対のやむにやまれぬ行動に対して、これを力でねじ伏せるような
一連の検挙は、不当な弾圧であり、決して許されてはなりません。
私たちは、山城博治さんたちの早期釈放を求めます。保釈が認められるべきです。同じ被疑事実で逮捕され
た他の人たちの何人かは、起訴されず釈放されています。
罪証隠滅の恐れなどないことは明らかです。
もちろん逃亡の恐れもありません。
勾留を続ける法的な理由がありません。
とりわけ山城博治さんの健康状態が心配です。
山城博治さんは、2015年に大病を患い、病み上がりの状態です。今も、白血球値が下がり、病院に通院し、
治療を受けなければならない状態です。
勾留理由開示公判で山城さんを見た、市民からも、山城さんの健康を危惧する声が上がっています。
健康を害していることが、明らかな状態のもとで、長期の勾留が続けられています。
さらに、山城博治さんのみ接見禁止がついていて、市民が面会に行くこともできず、弁護士としか会えない
状態が続いています。山城博治さんの健康を害し、生命の危険すらもたらしかねない長期勾留は、
人道上も決して許されることではありません。山城博治さんたちの一刻も早い釈放を求めます。
記
1 山城博治さんほか沖縄辺野古の新基地建設と高江のオスプレイパッド建設に反対する活動に関連して
勾留されている人々の保釈または勾留執行停止を強く求めます。
2 山城博治さんに対する接見禁止措置を直ちに解除することを求めます。
賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます
那覇地方裁判所御中
那覇地方検察庁御中
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
私たちはあなたから直接話を聞くことができず、あなたは身柄を拘束され辺野古に行くことができません。ならば、と、こういう手紙形式の社説を思いつきました。
博治さん。政府は6日朝、名護市辺野古の新基地建設に向け、海上での工事に着手しました。最大で約14トンもある大型コンクリート製ブロックをクレーンで台船から作業船に積み替える作業です。
翁長雄志知事や稲嶺進名護市長らが建設計画の撤回を求めて訪米した直後に、県と協議もせずに、一方的に作業に踏み切ったのです。
自民党の二階俊博幹事長でさえ、「沖縄の理解を十分に得られていない状況」だということを認めざるを得ませんでした。
ブロックは汚濁防止膜が強風などで流されないように固定するためのもので、7日以降、228個のブロックが海底に投下されることになっています。想像するだけで胸がえぐられる思いがします。
沖縄の切実な声よりも米軍の都合と軍事上の要求が優先され、辺野古への「高機能基地」の建設が目的化してしまっているのです。あの美しい海は、埋め立てればもう元に戻りません。
■ ■
新基地建設に反対する市民らは、工事車両が基地に入るのを阻止しようと、キャンプ・シュワブのゲート前に座り込み、精一杯の抵抗を試みました。
博治さんの不在の穴をみんなで埋め合わせているような、決意と危機感の入り交じった空気と言えばいいのでしょうか。
反対側の歩道で折りたたみ式の簡易イスに座って様子を見守っていたのは島袋文子さん(87)でした。「動悸がしてドクターストップがかかっている」というのに、居ても立ってもいられず、現場に駆け付けたのだそうです。
機動隊員が一人一人を3、4人がかりでごぼう抜きし始めたため、現場は悲鳴と怒号が飛び交い、騒然とした雰囲気になりました。「暴力はやめろ」「海を壊すな」「沖縄は絶対諦めない」
驚いたのは文子さんの行動でした。イスから立ち上がって道を渡り、付き添いの女性に両脇を抱えられながら、ひるむことなく機動隊の前に進み出て、抗議の声を上げたのです。「戦争の中から逃げるのはこんなもんじゃないよ」と文子さんは言います。
沖縄の戦中・戦後の歴史体験に触れることなしに、新基地建設反対運動を深く理解することはできない。翁長知事が政府との協議の中で何度も強調してきたことですが、正面から受け止めることがありません。
作家の中野重治は、日中戦争前の1928年に発表された「春さきの風」という小説の最後で、こんな言葉を書き付けています。「わたしらは侮辱のなかに生きています」。この言葉は今の沖縄にこそあてはまると言うべきでしょう。
■ ■
問題は、強権的な基地建設だけではありません。国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、博治さんの釈放を求める緊急行動を始めました。国連の「被拘禁者人権原則」は、「家族や弁護士との間のコミュニケーションは、数日間以上拒否されてはならない」とうたっています。
かつて悪性リンパ腫の治療を受け、今も体調が万全でないにもかかわらず、3カ月余も勾留が続き、家族も接見できない状態になっているのです。
政治的意図に基づく長期勾留であるのは明らかであり、人権侵害の疑いさえある、と言わなければなりません。
博治さん。拘置所の狭い空間の中では一人ですが、外の世界では決して一人ではありません。県内や国内だけでなく海外からも、多くの励ましの声が届いていることをお伝えしたいと思います。
沖縄の山城議長勾留 元高裁判事も疑問 「基地反対への弾圧」
2017年2月11日 東京新聞 朝刊
沖縄県で米軍基地建設に反対する抗議行動に絡んで逮捕、起訴された沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長(64)の勾留が四カ月近くになった。保釈が認められやすくなる中、「人質司法」と批判する声も上がる。勾留を決めるのは警察でも検察でもなく、裁判所。元東京高裁裁判長の木谷(きたに)明弁護士(79)は本紙の取材に「ここまで身柄を拘束する事案とは思えない。基地反対運動に対する弾圧と言われても仕方ない」などと元判事の視点から疑問を呈した。 (清水祐樹)
「裁判官は、検察官の主張に乗せられてしまいがちだ」。木谷さんは古巣についてこう嘆く。検察は勾留が必要な理由を書いた書類や資料を裁判所に提出し、裁判所が判断する。自身は東京高裁裁判長だった二〇〇〇年、東京電力女性社員殺害事件で、東京地裁で無罪判決を受けたネパール人男性について、控訴した検察側の勾留要請を退けた経験を持つ。後に別の裁判長が勾留を認めたが、男性は一二年に無罪が確定した。
山城議長は一六年十~十一月、沖縄防衛局職員の腕をつかんでけがを負わせたとする傷害などの容疑で三回逮捕され、他の二人とともに勾留が続く。那覇地裁は「証拠隠滅の恐れがある」として保釈を認めず、弁護士以外との面会を制限している。木谷さんは「厳しすぎる。精神的な支援を遮断して自白を迫る『人質司法』の手法だ」と指摘する。
逮捕当初の勾留については「抗議行動の仲間に虚偽の証言をさせる可能性などから必要はあったかもしれない」とする一方、百日を超える勾留には「説得力がない」と言い切る。事件の現場には、いずれも周りに大勢の人がいた。「目撃者が多く、客観的な証拠は集まったはずだ。今更、口裏合わせもできないだろう」
最近では、保釈を認めたり、検察側の勾留請求を却下したりする割合が高まっている。最高裁によると、保釈率は〇六年の13・9%から一五年は25・7%へ、勾留請求却下率は〇六年の0・7%から一五年には3・36%へ大幅に上がった。
木谷さんは言う。「重大事件でもないのに、いつまでも勾留しておくような判断は残念だ」
<勾留> 逮捕された容疑者や起訴された被告の身柄を警察署や拘置所などの施設に収容し、拘束する処分。刑事訴訟法で規定している。罪を犯したことが疑われ、証拠隠滅や逃亡の恐れがあるなどの理由が必要で、裁判所が決定する。逮捕後の期間は10日で例外的な罪を除き、さらに最大10日延長できる。起訴後の期間は2カ月で、必要性が認められる場合は1カ月ずつ更新できる。被告や弁護人らは保証金の納付を条件に拘束を解く「保釈」を請求でき、裁判所は証拠隠滅の恐れなどがない場合は認めなければならない。
<きたに・あきら> 1937年、神奈川県生まれ。東京大法学部卒。東京、名古屋両地裁判事、最高裁調査官、水戸地裁所長などを歴任。2000年に東京高裁判事部総括で退官後、公証人を経て04年から法政大法科大学院教授。12年に退職、弁護士登録。刑事裁判で数々の無罪判決を出したことで知られる。
山城さん家族 街頭に 長期勾留に支援者らと釈放訴え
「山城議長たちを即釈放してください」「長期勾留を強いられています」-。手作りのプラカードを片手に、那覇地方裁判所前で道行く人たちに訴えるのは、沖縄平和運動センターの山城博治議長の家族をはじめ、支援する人たちだ。1月末ごろから思い思いに那覇地裁前に集まり、できるだけ平日は毎日、数時間だけでもプラカードを掲げて「即釈放」を求める活動を行っている。
山城さんは那覇地裁横にある拘置所に勾留されており、10日で117日を迎えた。風吹きすさぶこの日、山城さんの家族の1人は集まった支援者らに「今日もありがとう」と何度も感謝を伝えた。仲間や励ましの声に応えたり、通行人からの声掛けに追われたりし、なかなかプラカードは上がらない。「一人一人の思いを大事にする人なのよ。博治さんにそっくり」。様子を見ていた支援者の女性がぽつりとつぶやいた。
山城さんの家族は今も面会が許されずにいる。家族の1人は「彼はブラックコーヒーが好きなんだけど、それすら差し入れできない。一番彼に届けたいのは、県内外から寄せられている励ましの声です」と話す。
連日弁護士の元に山城さん宛ての激励の手紙や栄養ドリンクがたくさん届くが、本人への差し入れはかなわず、もどかしい思いを家族は抱いている。数日前は、支援者の女性が日が暮れた後1人でプラカードを持っていると、地域の人が「1人じゃ危ないよ」と、しばらく付き添ってくれた。
「支えてくれている人たちがたくさんいる。感謝してもしきれない」。山城さんの家族は目にうっすら涙を浮かべ、また静かにプラカードを高く掲げた。
支援者らは2月からほぼ毎日、午前9時から午後5時まで地裁前に立ち、「山城議長を直ちに釈放せよ」「裁判官の誇りをみせて」などのプラカードを掲げ、釈放を訴えている。数人の時もあるが、約60人が集まる時間帯もあるという。
うるま市具志川9条の会の宮城英和事務局長は「建設反対の現場責任者を狙った不当な弾圧。現政権が運動を諦めさせようとしても、県民は決して屈しない。一刻も早く3人を釈放すべきだ」と憤った。
山城議長の家族の女性は「家族も接見できず、差し入れは1日1回しか認められない。思うように動き回れないと思うので体調が気掛かり」と心配しながらも、「県外・国外にも支援が広がっていることが心強い」と話した。
照屋寛徳衆院議員が8日に接見した際、山城議長への手紙形式で書かれた7日付の沖縄タイムス社説を差し入れると、涙ぐんで読んでいたという。
本を差し入れた宜野湾市の伊佐笑子さん70は大統領令に裁判所が異を唱える米国を例に挙げ、「日本の司法も三権分立を示してほしい」とし、「彼のようなリーダーはほかにいない。一日も早く仲間のところに戻ってきてほしい」と語った。
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
自らが勝手に”由々しい者”とレッテル付け拘束した個々人に医療も制限なく受けさせず、不当に勾留し続ける。
え? どこのことや、てか? 日本列島を牛耳っとる腑抜けにされた9割にあぐらくんで踏みつけにしとる列島刑務所管理側に決まっとるやんけ。ついでに言うたろ、奴らの仲よおしとる国家暴力団組長共は、どいつもよお似とるわ。特にシルクロードつながりでアジアの西端の半島の組長エルドアンは、奴らの羨望の眼差しで見る真のお手本やろ。
趣味の悪い引き出物を誰の金でしつらえたかしらんが、紀元節前から花札野郎とハネムーンと洒落込むアベ列島刑務所長夫婦に今こそ鉄槌を下し、そのままフロリダに匿わねばならないようにやってみせよ、国士共よ。
あんなアメ公の奴隷家畜である奸賊に列島刑務所の運営ができると思うか。直ちに行動に移せ、奴は文字通り国家を引き出物に花札野郎におべか使いした恥辱を何とも思わず国益だと考えておるのだ。さぁ、奴の乗機を洋上で撃ち落とせ。それができないなら、空港に降り立たせるな。降りたら国賊として拘束、勾留せよ。もちろん、奴の取り巻きである列島刑務所運営側患部共は総て理由の如何を問わず拘束し、接見禁止を1ヶ月以上付けよ。
あったりまえだのクラッカーやんけ、バチスタやソモサ、スハルト、フィリピン群島のあいつみたいにフロリダでそのまま住んどけや。もちろん、お前らの金庫の日銀や日本財団は即座に凍結や。そのまま花札野郎とその鬱陶しい取り巻き共と仲良く末永く暮らさせよ。
さぁ、今こそいでよ、226の国士よ。
警察留置スペースなどの代用監獄をふくめ、それらを最大限に都合よく拡大利用し勝手な誘拐監禁を続けるなら、奸賊アベ一派をこそ国賊として無期限勾留せよ!
内臓に不具合? そんなもん知るか。
不当に拘束監禁された多くの個々人は、すでに多くの事を奪われている。拘束されるべき奸賊であるお前らこそが、その目に合うべき適者や。国士共よ、起て!
奸賊の乗機を撃ち落とせ。(微笑)
戯言はともかく、山城さんの不当拘束を直ちに解け。植民宗主国気取りのU$A占領軍は地球上から出ていけ。代替地など一切不要だ。大気圏外へ行け。不愉快なアベ一派も一緒にな。
釈放されていない。
一方で、甘利のような明らかな斡旋利得?贈収賄?の罪を犯した下衆が拘留もされずシャバに居る。もう、この日本政府
というか、現政権の狂った考え方は、末期的な酷さだ。
おとがめなし甘利のほうが余程一般人には害悪でしょうに。
悔しいですが、沖縄側か不利になりつつあるので、ハチの一滴ですが辺野古基金に寄付しましたよ。
あー安倍一派に間接的に死に追いやられたら、貞子さん並みの祟り神になってやると暗黒の妄想に耽るこの頃です。
この件は日本がいかに人権後進国であるかを世界にアピールしているようなものです。
【 勾留中の山城議長へ、靴下の差し入れ実現 沖縄県警が認める 】2016.12.21
【名護】新基地建設の抗議行動に絡んで起訴、勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長への靴下の差し入れが20日、沖縄県警に認められた。全国的には認められる中、県警はこれまで「自殺予防」を理由に認めておらず、改善を求める声が上がっていた。
東京の女性(68)が、「靴下を差し入れるため」に来県。名護署で長いものから短いものまで3種類を示して交渉し、短いものだけが認められた。「山城さんは大病を患ったばかりで足元の冷えが心配だった。大きな勝利だと思う」と喜んだ。
一方、政府は同日、全国の警察署の留置場や拘置所で靴下の差し入れを拒否した事例は名護署以外に「把握していない」との答弁書を閣議決定した。衣類の差し入れに関する全国的な通達はないという。照屋寛徳衆院議員(社民)の質問主意書に答えた。(了)
病気なのに、冬季なのに、靴下の着用さえみとめない、公権力による「イヤがらせ」。
拘留するのですから。人権無視の極悪非道な日本の公権力。
G7に名を連ねる先進国と言われる国なのに、アムネスティから抗議声明を出されるなど、日本の司法(という名の
安倍政権)は世界に日本の恥を晒した。
直接的には福岡高裁が検察の公告か何かを棄却した結果の保釈なのだが、このタイミングで保釈になるのは
不自然に映る。もちろん、拘留自体が異常であり、よしんば拘留が「合法」としてもせいぜい1、2日だ。
個人的には、アッキード事件の余波で、安倍政権が高圧的な態度を引っ込め、政権への批判をかわそうとしたの
ではないかと勘ぐっている。