水平線にかかる虹

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参議院から見る野党同士の探り合い

2013-02-27 23:22:58 | ちょっと言わせて!
こんばんは

昨日、平成24年度補正予算案が参議院で可決されました。

筆者は、NHKのニュースメールで知ったのですが

とにかく驚きました。

ニュースなどを見る限りでは

「野党の一部が協力しても否決され、衆議院の優越で実質可決。」

「賛成・反対同数で議長採決で否決(現在の参議院議長は民主党所属)」

と言われていましたが、

結局1票差で賛成票が上回りました。

平成24年度補正予算に賛成したのは、

自民・公明・維新の会・改革・国民の全議員と

みどりの風の5人中4人・無所属の4人

反対したのは、

民主・みんな・共産・社民の全議員と

生活の8人中7人、みどりの風と無所属から各1人

欠席・棄権は無所属と生活から各1人

となりました。


まず、維新の会と新党改革はどちらかというと保守系政党である以上は

野党でありながら、自民・公明のスタンスに近いと思われます。

国民新党は小泉内閣以来の目標、郵政民営化見直しが達成し、最大の支持基盤であった全国郵便局長会が自民党支持に戻ったので

賛成に回ったと言えます。

しかし、他の野党は反対や欠席に回りました。

消費税増税や大型公共事業の復活、国債の大量発行に反対したからです。


反対に回った党からしてみれば、出鼻をくじかれたことでしょう。

しかし、この夏の参議院選挙では

野党共闘により自民・公明の過半数阻止を目標に掲げています。

民主は維新との連携を図りたいが、

維新はみんなと連携したい。

生活は民主との候補者一致に取り掛かりたいが、

消費税問題についてのわだかまりが残っている。

国民新党は「目標が達成したから再び自民党に戻る」

社民・共産は2桁議席の確保

みどりの風は反原発同士の連携

また、全ての野党が共産党とは組めない

このことから

自民・公明にとってはまさに

「運も実力のうち」といったことでしょう。

野党の一部議員は、

「反対ありきでは国民の信頼は得れない。」

と言っていますが、これは政党次第なので

あえてここでは触れないことにします。

野党共闘を目指すには、衆議院選挙でわかった

「野党の統一候補の確立」

が最善の目標だと言えます。

































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