2017年4月30日から5月7日に、インド北方のラダック地方を周遊してきました。
参加したツアーは、クラブツーリズムの「聖地レー・ラダックと蒼きパンゴン湖 8日間」です。
日本人ガイドが同行しましたが、インド人コーディネーターも現地で合流し、コーディネーターの設定したツアー内容に従い、行動しました。
昨年訪問した、ネパールのジョムソン街道の旅とは、違った風景が新鮮でした。高地の旅でしたが、なんとか無事に乗り切れました。
ただ、不満もありました。
ツアーのカタログには「ラダック観光中は、4WD(4輪駆動車)で移動、1台の定員は3名様で窓側のお席を確約します! 」との記述が有りましたが、
実際には、
・用意されたのは小型普通乗用車。
・1台の実際の乗員は、運転手+ガイド+参加者(3~4名)で、乗用車の補助シートを座席として利用しました。(運転手とガイドは前席)
補助シートには2日間座りましたが、狭くて揺れがひどく、辛かったです。
しかし、その辛さにもめげず、自然を充分に満喫してきました。写真をいっぱい撮りましたので、北インド・ラダック地方の大自然と宗教文化を紹介します。
北インドのラダック地方は、"ヒマラヤ山脈+ザンスカール高地"と"ラダック山脈+カラコルム山脈"に挟まった盆地で、東南から西北へ、インダス川が流れています。(インダス川はパキスタン領に入ると、反転して大河となって下っていきます。)
主にチベット民族が住んでおり、たくさんのチベット仏教僧院(ゴンパ)、ストゥーパが建立されています。
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ツアー第三日 (前半)
アルチ(Alchi) > ラマユル(Lamayuru)ゴンパ
車でアルチから、ラマユルに向かい、ラマユルゴンパを訪問します。
アルチ(Alchi)を出発し、インダス川に沿ってラマユル(Lamayuru)に向かいます。

植物が生えている所は水があるので、住居もあります。

ラダック地方の唯一の幹線道路で、インド軍も利用するので、きれいに舗装されています。


インダス川に沿って、道路も下っていきます。

道路の分岐点に検問所があります。全員のパスポートを提出して、通行許可を受けます。

幹線道路を離れ、ラマユルに向かいます。このように、植物が生えている場所を通るのは、本日は初めてです。

途中、車を降りて休憩です。


荒野を進むと、人工物が増えてきました。

ラマユルゴンパ(チベット仏教僧院)に到着しました。山の上に、ゴンパのお堂が見えます。

10世紀の終わり頃に、僧侶がラマユルの山の洞窟で修行を始め、そこへ多くの修行僧が参加し、寺やストゥーパが建立されて、現在の姿まで発展しました。
お堂のある建物を中心に、周りに出家した修行僧が小屋を建てて住み、一つの集落となっています。この集落(いわゆる宗教都市)を、ゴンパと呼びます。
修行僧の集まるお堂の入口です。

小さいストゥーパとその壁画


珍しい壁画もありました。


僧院から見える風景。山に囲まれ、俗界と遮断されています。


山の上まで、修行僧の住居が建てられています。

昼食後に見れた、別方向からのラマユルゴンパです。

以降は、後半に続きます。
北インド・ラダック地方の自然と僧院
-1 レーからアルチ ツアー第二日
デリー > ラダック地方レー(Leh) > アルチ(Alchi)ゴンパ
-2 アルチからラマユル ツアー第三日(前半)
アルチ(Alchi) > ラマユル(Lamayuru)ゴンパ
-3 リキルゴンパ ツアー第三日(後半)
リキル(Likir)ゴンパ > レー
-4 レーの街の観光 ツアー第四日
スピトク(Spituk)ゴンパ > シャンティ(Shanti)ストゥーパ > レーパレス(王宮) > メインバザール(Main Bazaar Rd)
-5 へミス・ゴンパ、スタクナ・ゴンパ、ティクセ・ゴンパ ツアー第五日(前半)
へミス(hemis)ゴンパ > スタクナ(Stakna)ゴンパ > ティクセ(Thikse)ゴンパ
-6 シェイ・ゴンパ&シェイ・パレス、ストク・パレス、ストク・ゴンパ&仏教寺院 ツアー第五日(後半)
シェイ(Shey)ゴンパ&シェイ・パレス > ストク(Stok)パレス > ストク・グルプク(Stok Gurphuk)ゴンパ&仏像寺院
-7 レーからパンゴン湖 ツアー第六日
レー(Leh) > チェムレ(Chemrey)ゴンパ > チャンラ(Changla)峠 > パンゴン(Pangong)湖