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高音質のフォノイコライザーアンプの選択--Bellari(ベラリ)のフォノプリアンプ VP549 を購入(3)

2019-10-11 23:32:51 | オーディオ

・経緯
前の記事で書いたように、過去2年間の間に2つのフォノイコライザーアンプを購入しているが、ART Pro Audioの DJPRE II Phono Turntable Preamplifierを超える、おすすめのフォノイコライザーアンプは出てきていない。

そんな中、USA Amazonでフォノイコライザーアンプを見ていると、赤色の製品(Bellari・Phono Preamp VP549)を見つけた。新製品のようだ。評価も五つ星です。早速購入してみました。

1.Bellari(ベラリ)のPhono Preamp(フォノプリアンプ)VP549の製品レビュー

製品サイト:https://www.rolls.com/product/VP549
USAアマゾンサイト:https://www.amazon.com/gp/product/B07D4JSD7N
USAアマゾンで購入:$149+送料・消費税(8%)$22.28=$171.28
アメリカで認知されてきて、品切れになっているようです。(2020年1月)

・規格
GAIN:41.5dB(ボリューム"0"で)
Max Output:不明

Bellari VP549の製造販売会社Rolis Corporationは、アメリカ・ソルトレイクのオーディオ機器メーカーです。

深い赤色の筐体が特徴で、前面に+4/-10dBの出力レベル用ボリューム、20Hzハイパスフィルタ(Rumble Filter)のON/OFFスイッチ、負荷容量選択スイッチが実装されている。

Max Outputの規格が記載されていないので、許容入力レベルが分からないが、視聴に使用したオルトフォンの2Mレッドのカートリッジは出力が大きい方(5.5mV)だと思うが、歪みを感じたことは無い。

・音質レビュー

Bellari VP549(右)はDJPREⅡ(左)と、同じ傾向の音だ。従い、双方をメカニカルスイッチで切り替えながら、比較試聴した。
Bellari VP549は音のバランスも良く、欠点は感じない。そして、音は確実に向上している。
ダイナミックレンジ(躍動感)が大きく感じ、クリアに伸びている。
高域のエコー音が爽やかだ。

Bellari VP549は、DJPREⅡに比べ、勝るとも劣る所は無いので、これから利用していこうと思います。おすすめです。.

2.Bellari VP549は、負荷容量を選択可能だ。なぜ負荷容量を選択するのか調べてみました。
・原理
MM型カートリッジの場合、20KHz付近でカートリッジ内のコイルと外部のコンデンサーで電気共振させている。
その共振ピークを利用してカートリッジの周波数特性が高域でダラ落ちするのを持ち上げ、さらに負荷容量を変更して共振ピーク点を移動させ、周波数特性をフラットに調整している。

ちなみに、オルトフォンの2Mレッドのカートリッジのマニュアルを見ると、負荷容量を150pF-300pFとの記述が有る。

この負荷容量の意味しているところだが、トーンアーム内の配線容量、接続ケーブルの配線容量を考慮しない、フォノプリアンプの入力容量のみの値と、理解している。しかし、接続ケーブルが長い場合は配線容量が無視できない容量値となるので、これではダメだ。

従い、「トーンアーム内の配線容量、接続ケーブルの配線容量、フォノプリアンプの入力容量の和が、既定値(150pF-300pF)の最大値300pF」と、捉えても良いと思う。
いずれにしても、そのカートリッジを開発した時の測定環境を想定して、全体の負荷容量を決めるのがベストだと思う。

これは、「スピーカーの開発環境におけるスピーカーケーブル」とも同類なので、今後話題にしようと思います。




高音質のフォノイコライザーアンプの選択
 1.高出力で、高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。
 2.高音質のフォノイコライザーアンプを選択する。(2)
 3.Bellari(ベラリ)のフォノプリアンプ VP549 を購入しました。


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3 コメント

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電源アダプタについて (sakura-z)
2020-02-11 12:27:07
初めまして、こんにちは。
こちらの記事を拝見して、私もBellari VP549を購入しました。
前段の2記事も含め、楽しくかつ良い情報をありがとうございます。
ところで、電源アダプタは、製品付属のものをご利用でしょうか?
それとも、AC100VでDC15V出力のアダプタを、別途購入されましたでしょうか?
よろしければ、ご教示ください。
返信する
電源アダプタについて (サイト主)
2020-02-12 00:44:31
こんにちは。
小型のプラスドライバーで、4本のネジを外すと、基盤が見られます。
オペアンプ3個なので、電流値は5mAx3=15mAとなり、付属の電源アダプターで容量は十分だと思います。

改造を加えるのであれば、電源アダプターと本体間の電源コネクタの点接触の部分です。
本体の電源コネクタをPWBより外して、電源アダプターからの電線を直接はんだ付けします。

さらなる低域の力強さを狙っていますが、電流値が小さいので、どの程度の効果があるかはやってみないと判りません。
返信する
Unknown (sakura-z)
2020-02-13 00:29:06
こんばんは、早速のお返事ありがとうございます。
付属の電源アダプタで容量的には問題なかろうとのこと、了解いたしました。

電源コード直結化の結果も、もし掲載されましたらば読ませていただきます。
返信する

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