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コンパスは、嬉しいことに妊婦さんのケアをさせてもらう機会が多いのです。
出産まで、安心してマタニティトリートメントに来ていただいています。
その中でも気になるのが、妊婦の栄養状態。
胎児期の栄養がとても大切だということは、皆さんご存知なのですが
どんな栄養を摂ったらいいのか?理解されている方は少ないです。
「お願いだから赤ちゃんのために栄養を摂って~」と懇願しても、
お母さんの意識がなければ実現しないので、栄養に対してのカウンセリングは大きな壁になってしまいます。
つわりがあるないは、自分の母親と似ているということも聞きますが
少なくとも、つわりは栄養がないために起こっている一つの症状だということは確かです。
特にビタミンB群。
そして、胎児は8ヶ月からグ~ンと成長します。
その際、成長する赤ちゃんにはたくさんの鉄が必要になります。
だから丁度その頃、お母さんは定期健診で、貧血と言われ
病院から出される、鉄剤を飲み、ひどい時は鉄の静脈注射をすることになります。
鉄剤は吸収も悪く、胃も荒れるので、せめてコンパスがオススメする安全で吸収率の高いヘム鉄を摂取して欲しいです。
先日も、摂取して1週間も経たないうちに、貧血が良くなっていましぁ~とご報告をいただきました。
栄養は出来るだけ、口から摂ることが大切。
鉄の静脈注射はフリーの鉄が増え、活性酸素が作られるので、出来るだけ避けたいです。
口から摂った栄養素は、自分の腸で必要な分をチョイスすることができるからです。
分子整合栄養学を学んで初めて、自分の子供の頃から~学生時代~社会人になって
健康状態、精神状態が、栄養の影響を受けていたことに深いつながりを感じました。
栄養素をサプリメントで摂取することに違和感を感じる人も多いかと思いますが・・・私もその1人です。
体の仕組みを学んでいくと、日頃食べている食べ物だけでは、栄養を十分に得ることが明らかに難しい。
健康のベースを作ってあげられるのは胎児期であり、
母体のみが出来ることなのです。
楽しい幼児期、活動的な学生時代、オープンな思春期、目的が明確な社会人を過ごす
そんな子供達が増えるといいのにな~。