バタークリームを

先日あるトコロでみんなが集まって話込んでたときのことです。ある女性が「明日は子供の誕生日だからケーキでも予約してくるかな。当然生クリームのケーキね」ッテ言ってました。シタラ他の方々も「ソリャそーでしょ、バタークリームなんてイマサラ！」ナンテ言ってます。あのね、アンタ達は本当の、ホンマモンのバタークリームを食べたことがナインでしょ。アンタ達が言っているのはショートニングクリーム、間違ってもアレをバタークリームだとは思わないで欲しいですね。ホントのバタークリームってのはバターと卵黄から作ります。ダから出来上がったクリームは黄色です。市販されてるような真っ白のバタークリームはあり得ません。
ホントのバタークリームはコッテリと濃厚で悪く言うならクドイくらいに味が濃い。ダから菓子屋によってはショートニングを少量混ぜてフワッとさせてました。ところがそのうちショートニングは安価でバターや卵は高価だっテんで比率がどんどん減っていき、最後にはショートニング100パーセントのショートニングクリームが出来上がったんじゃないかなッテ思ってます。言い方変えりゃ洋菓子屋は自分で自分の首を絞めたみたいなモンですよ。
レシピを書き込んどきます、良かったらホントのバタークリームを作ってみて下さい。感激しますよ！

卵黄　　　　　　300g
砂糖1　　　　　 100g
砂糖2　　　　　 400g
水　　　　　　　130mg
バター　　　　　500g
ショートニング　500g

バター、ショートニングを砂糖1を少しづつ加えながらホイップし、砂糖2と水を115度に煮詰めたシロップで卵黄を熱処理し、これをホイップした油脂と混ぜ合せます。これはボンブタイプと呼ばれる手法でカサが増えず味も濃厚なクレーム オ ブール(Creme au beurre)デス。一度挑戦してみて下さい。クリーム、いや、ケーキ、サラには洋菓子ッテものに関しての根本的な認識が変わるはず！