羊羹屋の思いこみ!

セッカチなこの私、座右の銘は電光石火にございます。笑ってやってくださいな。

圧縮技術は

2006-11-02 | Weblog
先日、学生時代のお友達でうらやましくも未だに音楽関係の仕事をしてるヤツからなつかしい電話です。いろんなお話を致しまして一段落つきました。ンデ最近思ってるグチを聞いていただきました。
最近のCD、音が悪い。タマタマ音の悪いものに当たった、ナンテラベルじゃない。ココ10年間に購入したものはオーディオ雑誌の推薦のものを除いてはダメ!音が薄っぺらい。ぺナぺナの音、厚みってものが全く感じられません。その旨を訴えますと、「お前はスルドイ、おっしゃる通り、最近の若いレコーディングエンジニアは重低音をカットしてる。理由は簡単、今はやりのi podを始めとするウォーキングオーディオ、これが主流。ッテコとは80hz以下の低音は100害アッテ1利ナシッテコとなる。ダから80hz以下の音は基本的にカットしてるよ」だって。
おいおい、そんなコとでイイの?ソレデ今からの音楽業界が成り立つの?ッテ言うと「ショウガね〜じゃん、今の若い衆がそれを求めてるんだから」トのコと。
バスドラムのファンダメンタルが125hz、それが聞こえればイイってコと?確かにi podで20hz以下の音を出すコントラファゴットやパイプオルガンを聞く人は少ないでしょう。ケド上はシッカリと20khzマで入ってるンでしょ。にもかかわらず下が80hzッテコとはバランス的にナリたたなイじゃん。シャリシャリ言ってて到底原音忠実再生とは言えない。ヘッドホンステレオで聞く分にはイイでしょうけど、シッカリとしたオーディオセットで聞こうとするモのの身にもなってよ。
ソレででなくてもMDは5分の1、ハイビジョンの音声は12分の1に圧縮されててハッキリ言って最悪の音。モトモトのディジタルデータが情けないんだからイクら気合いの入ったDACにディジタル入力してもケッカ出てくる音は情けない。ダからハイビジョンで音楽番組を見るときはオーディオセットの電源を入れる気になりません。アンナのTVのスピーカーで十二分。
確かにディジタル技術のハイライトは圧縮にある、いずれはサンプリング周波数44.1k、16bitリニアのCDに追いつくんでしょうが、今の段階ではマダマダですよ。ソコへ持ってきて80hz以下はバッサリ切り落とすだなんて!もう神をも恐れぬ暴挙としか思えない。
よその業界とはいえ一体どうなるんでしょう。もうオチオチ新譜を買う気にもなれませんね。