羊羹屋の思いこみ!

セッカチなこの私、座右の銘は電光石火にございます。笑ってやってくださいな。

めがねに

2006-11-07 | Weblog
お店番をしてますと店の前に福井ナンバーのクルマがビタッとつきました。55~6と思われるおとーさんがクルマから降りてきまして店の中に入ってきます。
「あんちゃん、この羊羹クレ。わしゃ~山代に来たときは必ず買って買えるンや。ソウやな、日持ちもするで~30本ほどもらっトクか」とのありがたいお言葉をバコバコの福井弁で。ありがとうございますとばかりスグご用意いたしましてお会計です。万札を頂きおつりをお出しいたします。お確かめくださいッテこトでおつりを差し上げ「マタコチラにお寄りの際はゼヒご来店ください。モシよろしければ宅配でお送りすることも出来ます。コチラもご利用くださいませ」と言ってパンフレットをお渡しいたしました。
ンデお客さんが私のカオをジッと見つめ一言、「あんちゃん、イイめがねしとるな。それわしが作ったヤツや」だって。思わず声も出ません。一瞬の間をおいて「ハイ?わしがつくたって?」と申しますと「わしゃ~鯖江のめがね職人や。あんちゃんのかけてるソノめがね、作った覚えがある。間違いない、わし作や」って言われチョット言葉が出ません。ナンとお答えしたモノか、思案の途中で「ありがとな」って言い残しお客さんはお帰りになりました。チョットコメントのしようがないですね。
思わずめがねを外しシゲシゲと見つめてしまいましたね。ナンカうれしいような、ヨクわかんないような。お互いに職人さんってコト?それぞれの仕事でがんばりましょうね。