短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

枝垂れ桜〜桜④〜

2019-03-24 08:26:46 | 日記
擾乱(じょうらん)の
しだれ桜よ
月夜には
花の重みに
抗(あらが)えないの

愛する人の命ずるままに何人もの人間を殺す山賊、その首でおままごとをする美しい女。

死んだ女に触れようとすると、愛する女はただの花びらだけになっていた。
そして花びらを掻き分けようとする山賊自身の手も身体も、延した時にはもはや消えていた。あとには花びらと、冷めたい虚空がはりつめているばかりだった。

朝からまた読んでしまいました、坂口安吾の「桜の森の満開の下」

ザワザワと美しくも恐ろしい世界に浸ってるいると「ピーピー」と洗濯機の止まる音。

青空の下洗濯物を干し、安吾とは別世界に安堵し。

横浜は良い天気

桜の蕾もだいぶ膨らみそうです

今日も感謝の一日を。



マグノリア〜木蓮〜

2019-03-24 06:56:40 | 日記
マグノリア
遠い過去へと
誘(いざな)えど
運命はただ
二人を偲(しの)ぶ

あの時選んだ運命は決してクロスすることのない道・・・・

マグノリアは木蓮・辛夷(コブシ)・タイサンボクなどモクレン科の植物のことです。

木蓮は地球上で最古の花木と言われています(なんと1億年以上も前から)


ケルトの詩が浮かびました。

樹木は教えてくれます
あなた自身を生きることを
あなたの魂を信じることを
何が起ころうと大丈夫なように
あなたの魂が
力強い命の光を自ら放てるように