擾乱(じょうらん)の
しだれ桜よ
月夜には
花の重みに
しだれ桜よ
月夜には
花の重みに
抗(あらが)えないの
愛する人の命ずるままに何人もの人間を殺す山賊、その首でおままごとをする美しい女。
死んだ女に触れようとすると、愛する女はただの花びらだけになっていた。
そして花びらを掻き分けようとする山賊自身の手も身体も、延した時にはもはや消えていた。あとには花びらと、冷めたい虚空がはりつめているばかりだった。
朝からまた読んでしまいました、坂口安吾の「桜の森の満開の下」
ザワザワと美しくも恐ろしい世界に浸ってるいると「ピーピー」と洗濯機の止まる音。
青空の下洗濯物を干し、安吾とは別世界に安堵し。
横浜は良い天気
桜の蕾もだいぶ膨らみそうです
今日も感謝の一日を。