皆さま、こんにちは。
今日は、ブログ連投です。
ひとつ前の記事、急な母の滞在。
慌ただしく過ごしました。
そして、息子達が学校へ行っている間に、母を羽田空港まで見送り、慌ただしく帰宅。
福岡へと帰った母からの到着メールに、ゆっくりと返信する余裕も無い夜でした。
その翌日、文学座9月アトリエの会『石を洗う』の受付で、朝からアトリエに向かう私。
満員電車に揺られつつ、都内に近づくにつれて、あぁ…人が多いなぁ……湿度高いなぁ………と、いつも以上に、電車の中で疲労感を感じていました。
……が、アトリエに着き、客席の掃除をし、お客様をお迎えし……開演。
今回、九州のお話しだとは知っていましたが、アトリエという空間だからか、舞台上、そして客席に、九州の穏やかな空気を感じてホッとしました。
台詞や間から、九州独特の雰囲気を感じられて、昨日、見送った母が、この芝居を観ていたら、きっと泣いてしまうだろうなぁ…と。
【刺さる】でも【沁みる】でもなく…なんだろうなぁ…終演後、なんともいえない感情になりました。
その感情を表すうまい言葉が見つからず、まだ思考しています。
ただ、翌朝、ベランダから見た【江ノ島】と【富士山】と【海】が、いつもと違って見えたのは確か。
空を見上げて、鼻歌♪
前日までの慌ただしさを忘れる景色の見え方に、深呼吸。
劇団って、いいな、と改めて。
余談ですが、舞台上に置かれた【白い石】が、以前、次男君と一生懸命に育てた【蚕】の繭に見えて………勝手に胸がキュウッとなりました。
次男君は、未だに、蚕の事を思い出すとなんともいえない表情をします。
今回、『石を洗う』を観ながら、私は、そんな次男君みたいな表情をしていたに違いありません。
兎にも角にも、アトリエに広がる九州の空気感が心地よかったな…🌱
芝居中に流れるピアノの音色に、昔々の文学座提携公演『冬のバイエル』を思い出したり。。。。。
『冬のバイエル』は、北海道のお話しでしたが、北海道と九州って、空気感が似ているような気がしているので(以前、旅公演で北海道をまわった時に、そう感じました)本州から海を渡る感じを思い返したり。
芝居の内容を噛み締めながらも、色んな想いが、ふわふわと湧いてくる、不思議なお芝居でした。
そんな、余白を感じられるお芝居が、今の私には心地よく、好きでした。