M・あ~とさ~くる 臨床美術とくしま のブログ

美術が好きだけど苦手な方もアートを楽しめる
とくしまで臨床美術を実施するさ~くるです

4月定例会のご報告

2015-04-18 15:57:54 | ギャラリー
臨床美術を受けられる方の多くは絵に対して苦手意識をもっています。
そっくり描くということが上手い絵と思いこみ、そのため「私には描けません」または「私は下手だから」と言ってなかなか描こうとはしません。
そのような絵に対する既成概念を取り払うために、量感画はとても有効な方法です。
視覚以外の味覚・臭覚・触角・聴覚といった感覚も総動員してモチーフを感じることで、見たままに描く写生を超えた、個性的で感性豊かな作品が生まれるでしょう。
 
 
                                   臨床美術入門テキストより抜粋
 
 
さて今月の定例会は「りんごの量感画」です
 
これまで サツマイモやかぼちゃの量感画に挑戦しましたが
りんごの量感画は臨床美術の定番モチーフであります
今回モチーフに用意したリンゴは なかなか市販では最近手に入らない 紅玉 
 
手にしたり味わったり匂ったり・・・
またリンゴにまつわるお話が尽きませんでした
 
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オイルパステルを手に  感じたままの制作に入ります
 
 
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完成です!
 
 
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この日初参加してくださったKさん手作りのシフォンケーキをご馳走になりながら
鑑賞会の会話もなお一層盛り上がりました
Kさん ごちそうさまでした!
 
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「今日は林檎を描けて楽しかった」
「やっぱり人柄って絵にでてるね」
「面白い視点で 新鮮!」
「こんなにリンゴと向き合って描いたの初めて」
「文字の角度が皆同じでびっくりですね」
 
などなど・・・
2時間があっという間に流れました
 
参加された皆さん 楽しくほっこりした時間をありがとうございました
 
 

3月定例会 ご報告の追記

2015-04-18 15:32:50 | ギャラリー
 
遅くなりましたが 3月定例会ご報告の追記です
 
画像をご覧ください
 
それぞれ2枚の作品は
A:「春の空気」
B:「描き始めは無題で 後からセッションした二人で画面からイメージした題名をつける」
という試みをしました
 
それぞれどっちがAかBか お分かりになるでしょうか?
 
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鑑賞会でそれぞれの感想は異口同音に
 
「1枚目は相手に遠慮があってなかなか思い切って描けなかったけど
2枚目になると気持ちが打ち解けてきたのもあって
どんどんセッションに熱が入って
自分の気持ちをさらけ出して描き込めるようになりました」
 
いかがですか?
もうお分かりでしょうが
画像上からそれぞれの題名をご紹介します
 
左「春の空気」  右「南の島」
 
左「春の空気」  右「親子」
 
左「息吹き」 右「春の空気」