埼玉レオの道は続くブログ

埼玉西武ライオンズ、さいたまブロンコスを中心にスポーツ観戦の感想や日常生活について書いています。

日フィルのゲネプロ見学会

2015-12-27 00:14:00 | インポート
年末と言えば第9というのは日本だけのようですが、ヤッパリ聴きたくなりますよね。
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今年はたまたま、ちょっとした縁でチケットの紹介を頂いたこともあり、数年ぶりの第9を聴きに東京芸術劇場に行ってきました。オケは日フィルで小林研一郎の指揮。錦織健がテノールなど、年末の土曜だけあって豪華なメンバーです。ちなみにチケット完売でした、
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さらに今回は、普通に買うチケットではない特典としてゲネプロ見学会がついているのです。
ゲネプロを観るのは初めてなので、どんなものなのか楽しみに向かいました。

ゲネプロはドイツ語のゲネラールプローぺの略で、オーケストラやオペラの最終リハーサルのことです。

今回は開演の三時間前に集合。30分ほど説明を聞いてその後40分ほどの最終リハーサルを見学できるというものですが、これがスゴかった!!

まずは楽員全員が私服でビックリ。
その後、小林さんが入ってくると一気に緊張感が走ります。第一楽章から、要所要所を確認していきますが、このテンポがメチャクチャ早いのです。

『○楽章の△お願いします』と指示が出されると即座に演奏。そして、すぐに修正指示。間髪入れずまた演奏。これを二三回ほど繰り返しながら進められます。

1つ1つ丹念に熱く、そしてスピーディー。1秒の無駄もなくあっという間に第4楽章、そしてクライマックス。きっちり、合唱部分までチェックされていました。合唱のチェックはオケではなくピアノでやるそうです。そのリ理由は、合唱のチェックために何度もオケが演奏すると疲れがたまるからとのことでした。

時折、指揮者から錦織健に『健ちゃん大丈夫?』なんて声をかけられて笑いもおきてました♪

正直、素人には分からないくらいの修正ですが、音の強弱(特に小ささの部分に気を使ってましたね)の微妙さには驚きでした。

ゲネプロ終了後は一旦解散。近くの日高屋でご飯食べて本番です(笑)
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しかし、生演奏はいいですね♪
最近はパソコンに保存した圧縮データでしか音楽を聴かなくなってしまったこともあるせいか、生演奏の美しさと迫力を堪能できました。

パソコンで聴く音楽は平べったさが隠しきれませんが、オーケストラの音は厚さに加えて奥行きがあるんですよね。砂浜の浅瀬で感じる波をCDとすると、生演奏は沖合いで身体全身に感じる波の強さみたい。

特に弦楽器が奏でる旋律は、一糸乱れぬ一体感と音の積み重ねによる厚みが、聴衆の心を揺さぶり続けてくれます。耳でなく身体で聴くというのが合ってるかな。

少し早かったですが、年末の雰囲気堪能できました♪

コメント
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