わたしは、昔から“祭り”と名のつくものが嫌いだ。
幼いころに何かあったのかもしれないが、
トラウマの原因となるものは思い出せない。
生きている限りは、なにかしらの“祭り”に参加しなければ
ならなくなるが、その時間はわたしにとってある種の“地獄”
である。
参加しなければならないことが判明すると、それまでの間も
かなり鬱々とした状態になる。「ああ、また仮面をかぶらなければ
ならない・・・」
“地獄”にいる状態で、楽しく笑っていなければならない苦痛・・・。
ただジッと、時間が過ぎ去るのを待つばかりだ。
自己分析などしてみるが、どうにも原因が分らない。
大勢で酒を飲んで騒ぐのも苦手なので、たとえば結婚式などに
よばれるのも大変なストレスになる。
世界中何処に住んだって祭の無い共同体は無いだろうから、
自分が変わらない限り、この苦痛から逃れることはできない
ことは分かっているのだが。
どうも歳を重ねるごとに苦痛の度合が増していっているようだ。
人と人との繋がりの薄い大都会の片隅でひっそり暮らすのが、
性にあっているような気がするのだが、それは田舎に住む者の
戯言だろうか?
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