屋根犬日記

マイレコメンなアレコレの備忘録&ご紹介をします。

南紀・見老津の船釣り

2016-09-30 22:27:33 | 釣り

南紀で船釣りに・・・。南紀まで来ると、その沖では黒潮の伏流が流れているで、その潮に乗って大きな獲物や黒潮ならではのお魚が望めます。

 
船釣りのお世話になったのは見老津の天昇丸さん。
IMG_2535.jpg 
漁港から釣りするポイントが近く、それも見老津の船釣りの魅力の一つ。ポイントまで30分かからないのは非常にアリガタイ。
見老津沖朝日 

見老津沖

見老津天昇丸海上1
 
釣り方は、天秤オキアミカゴフカセ釣りが主です。
仕掛け 
 
オモリは60号。潮の流れにより70~80号もしばしば使用しますネ。
この船では、カゴや天秤にも船長こだわりのモノが使用されています。それらは安くて丈夫、トラブルの少ないカゴや天秤と獲物を逃さないクッションゴムなど・・・。
 
早速仕掛けの紹介を・・・。
セイコーML天秤50cm 
長さは50㎝。シンプルなデザイン、糸がらみが少なく、何処の釣具屋でも見つかる一般的なテンビンです。
そして、オキアミを詰めるカゴは、


 

サニーカゴBIG α。カゴの中でも最もシンプルでしかも安価。仕掛け投入の際に手間の要らないスグレモノ。撒き餌の吐出量微調整も簡単、基本的な機能だけをシッカリ持たせたカゴ。
 
そしてクッションゴムは、YAMASHITAのクッションSS。一般のクッションゴムよりソフトで伸縮性があります。なのでビヨ~ンと伸びて、針ハズレを防止してくれます。
YAMASHITAクッションSS 
 
以上の3点セットは天昇丸のお約束の仕掛けです。
さて、それらの仕掛けで釣れる獲物たちは・・・、
見老津マダイ 
真鯛に・・・、
グレ イサキ グルクン ウメイロ 
グレ(メジナ)、イサキ、ウメイロ、グルクン・・・・などで色々です。
これらの獲物の中でも特筆すべきは、何といってもウメイロでしょう。
 
身は刺身で頂くと、コノお魚独特の風味と甘さが何とも言えず、例えようのない正しくアオダイ科の味を味わえます。沖タカベなどと、別称されていますが全くの別種です。
 
味覚も全くのベツモノで、骨と頭で摂れる出汁でお味噌汁を頂くと、普段のかつおダシでは味わえない上品で風味のある、まるで料亭で頂く様な非日常の高級な汁物が味わえます。魚屋ではまずお目に掛れない魚なので、釣れたら思わず笑みがこぼれる獲物の一つです。
 
そして、グレ(メジナ)真鯛同様、刺身、焼き、煮ものにしても美味しい魚です。
ある時期のグレなら白子を抱えています。コレが絶品なんですネ。
グレ白子・肝 
 
白子と肝は新鮮なら是非、生で食して頂きたい珍味ですヨ。タップリのごま油に浸して、軽く塩を振って頂きましょう。濃厚な味わいは酒にもご飯のおかずにも合う贅沢な逸品になります。
 
それら以外にも南紀の恵みを味わえる船釣りの獲物たちをご紹介しましょう。
見老津シイラ 
 
シイラ。
 
マハタ 
 
マハタ。
 
マハタはこのサイズで長崎産天然モノで10万円してました。こいつを上げたら船賃におつりが来ますネ。
 
その他に、シマアジやカツオ、イサキ・鯵・鯖・アカイカ、さらに中深海の獲物も狙えたりします。レンコダイやアカイサキ、ウロコをそのままにしてから揚げすれば美味しいㇶシダイ等々・・・。
 
とにかく黒潮の恵みは多種多様な獲物が釣れるので、南紀の船釣りは通年お世話になってしまいます。
 
最後に、このフィールドで愛用しているマイタックルのご紹介です。
先ずは、電動リール。
 

 

ロッドは、

 

 

グラスロッドのムーチングが味わえて、よくしなり、良く曲がって獲物を難なく上げてくれます。

多種多様な獲物が狙える南紀の船釣りはゲストの獲物の引きも強烈なのが多いので、釣り味は最高です。
 
これ以上のタックルを引っさげて乗船する強者も珍しくありません。洋上で味わえる非日常のリラクゼーションは美味しい空気と広大な自然の真っ只中というイメージで、日頃のウップンを晴らしつつ帰宅後の食卓も楽しみなのですネ。
 
 


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