灯:それはそうと、なんかちょっと引っかかるんだけど。
今、3人って言っていたと思うんだけど、私たち三姉妹って知ってたの?
そうだとしたらなんか気持ち悪いんですケド。
私たちのこと、あの「P」とかいう人に身バレしてるってこと?
茜:知ってたみたいや。
灯:「知ってたみたいや」って!
アカネエ、どうして知ってるのか聞かなかったの?
茜:もちろん聞いたんやけど、「美人ぞろいの華緒洲三姉妹を知らない人はいないですよ」ってはぐらかされたわ!
葵:それで終り?
茜:そうや。他には何もないで。
「ご馳走様」ゆうて帰ってきたわ。
葵:そんな簡単に引き受けてきちゃったの?
灯:あっ!待って!
3人って、私たちも含まれてるってこと?
茜:もちろんや。うちら三姉妹やからな!
葵:はぁーっ。もう!お姉ちゃん!
勝手に決めてこないで!
灯:そうだよ!
茜:せやな。ちゃんと相談すればよかったな。
ところで葵と灯ちゃんは、何でここに来たんやっけ?
さっき、信号待ちとか心配になってとか言ってた気がするんやけど。
葵:だから、二人のことが心配になって。
(お姉ちゃんはポンコツだから、私がついていないと何するかわからないし)
(あっ、そうか。私が悪いんだ)
(ショッピングモールで私がちゃんとお姉ちゃんを見ていなかったから)
(ちょっと目を離してしまったから・・・)
茜:そんな気を落とさんでもいいで。
うちは無事やし。
葵:そういうことじゃないでしょ!
茜:それで、葵。何で二人が心配になったって?
誰から聞いたん?あの「P」から聞いたんか?
葵:いや、まあ、いろいろあって・・・