大阪龍馬会

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よみがえる「夕顔丸」 土佐藩船の絵馬修復 黄色と黒い船体、鮮明に

2007-08-23 23:14:48 | 展示会・イベント
 龍馬、乗船し「船中八策」起草 高知の自由民権記念館で展示
 幕末に土佐藩船「夕顔丸」を描き高知市内の神社に奉納された絵馬(縦89センチ、横112センチ)が修復され、同市桟橋通の市立自由民権記念館で展示されている。夕顔丸は坂本龍馬が1867年、長崎から京都ヘの航行に同乗、「船中八策」を起草したとされる。黄色と黒の船体が帆を大きく張り、猛煙を噴き上げながら、青い海原を行く姿が鮮明になった。9月2日まで。
 同記念館などによると、夕顔丸は土佐藩が同年2月、長崎で英国から購入した長さ約65メートルの蒸気船(659トン)。絵馬は杉とみられる板に描かれ、同3月、航海の安全を祈って、同市仁井田の仁井田神社に奉納されたとみられる。同6月に龍馬が乗り込み、京都にいた前藩主山内容堂に大政奉還論を進言するため、船中八策を練ったとされる。
 郷土史を研究していた吉村淑甫(よしほ)・元県立歴史民俗資料館長らが1981年、同神社拝殿でこの絵馬を発見。85年に市文化財に指定され、県内外で展示してきたが、発見時から全体的に傷みが激しく、絵の具がはがれ落ちるなどしていた。
 2005年7月、京都国立博物館(京都市)での企画展「龍馬の翔(か)けた時代」に出展した際、学芸員に「修理が必要」と指摘されたことから、京都市内の文化財修復業者に作業を依頼。昨年12月から今年3月まで、表面のほこりを取り除いた後、はがれ落ちた絵の具をにかわで板に接着させ、さびたくぎを交換して額縁も補強してもらった。
 浦戸湾にあった土佐藩の船倉(ふなぐら)の絵図なども展示し、西田幸人・同記念館長は「修復して絵馬がしっかりした。修復過程もパネルで紹介しているので、見てほしい」と話している。
 入館料は320円(高校生以下無料)、月曜休館。

読売新聞 8/23

市川染五郎、桂浜で決意新た「竜馬がゆく-」主演

2007-08-23 12:04:04 | 幕末ニュース
◆ 9月2日初日の「秀山祭九月大歌舞伎」 ◆

 東京・銀座の歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」で「竜馬がゆく 立志篇」に主演する市川染五郎(34)が22日、役作りのため坂本龍馬ゆかりの高知県高知市を訪問した。

 「生まれ変わりじゃないかと思うことがある」というほど龍馬に心酔している染五郎は、酷暑の太陽の下でも真剣な表情。龍馬も立った桂浜から広大な太平洋を見つめ「この場所に立ち、空気を吸い、何かを吸収できたと感じる」と話した。

 「竜馬がゆく」は、染五郎が主演した2004年1月放送のテレビ大阪系10時間ドラマほか、舞台、映像化されてきたが、歌舞伎での上演は初めて。脚本製作から参加している「立志篇」は勝海舟に出会うまでの物語だが「5年以内に龍馬の生涯を完結させたい」と続編に意欲。すでに3部構成にすることと、配役が頭の中にできあがっている。

 「ひとつのことを深く、とことん突き詰めて考えていた龍馬は、ある意味オタクだったと思う」と染五郎。坂本龍馬記念館では、坂本家秘蔵の、実際に数人を斬った刀も手にし「幕末にマグマのように熱く生きた男の芝居にしたい」と目をギラつかせた。9月2日初日。

スポニチ 8/23