大阪龍馬会

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幕末の志士・橋本左内を特集 小塚原刑場の実像明かす

2009-10-25 00:01:00 | 展示会・イベント
 安政の大獄で刑死した幕末の志士、橋本左内(一八三四~一八五九年)と、左内の墓がある回向院(荒川区南千住)にあった小塚原の刑場を特集する企画展「橋本左内と小塚原の仕置場(しおきば)」が荒川ふるさと文化館(南千住六)で開かれている。

 左内の墓を囲うように建てられていた套堂(さやどう)が今春、同館前に移設されており、企画展はこれを記念したもの。

 左内の史料とともに、小塚原の刑場と回向院が果たしていた機能を明らかにする。「誤ったイメージで語られることの多い仕置場の実際の姿を見てほしい」としている。

 左内は「福井藩にこの人あり」と言われ、緒方洪庵の適塾でも頭角を現した秀才。幕政改革運動で大老・井伊直弼に危険視され、将軍の跡継ぎ問題に介入したとして捕らわれ、死罪となった。

 戦前の修身の教科書には、西郷隆盛と親交を結ぶきっかけとなったエピソードが取り上げられ、広く知られていた。

 企画展では、「左内の立派な墓が建っている」とのうわさを聞きつけ、回向院の現地調査を行ったことを示す井伊家の文書や橋本左内の名が記された回向院の記録など、多くの史料が展示されている。

 仕置場については、品川・鈴ケ森刑場の死者が回向院まで運ばれて埋葬されたことを示す文書など、刑死者(無縁仏)の埋葬の場、杉田玄白ら蘭学者による解剖の場、刀の試し切りの場としての機能も紹介。大正時代になって史跡としての認識が広まり、特に昭和に入ってから幕末の志士の顕彰が盛んに行われ、志士の墓が多く建てられたことなど、時代による変遷も紹介している。十一月八日まで。

 同館は月曜休館。入館料は一般百円。

10/21 東京新聞


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