「雪割草」は、キンポウゲ科のミスミソウ属の園芸名で、北半球に9種類の分布が知られています。日本にはその中の1種類から分かれたミスミソウ・スハマソウ・オオミスミソウ・ケスハマソウが自生しています。この中で最も注目される「オオミスミソウ」は、雪割草の中で最も変異の幅が広く、さまざまな色や形が楽しめ、しかも性質が丈夫であるために交配に熱中する愛好家も増えています。
早春の柔らかな日ざしの中で、色とりどりに咲く雪割草の可憐な姿は、雪国に春を告げる妖精にたとえられており、その花言葉は、「はにかみや」地面から沸き上がるその姿は3月上旬より4月中旬まで楽しめるそうです。
1000万年前より咲き続けていた雪割草、その雄大な時の流れに支えられてきた花の命を後世に伝えたいという大崎の人々の熱意が、絶滅の危機にあった花を守り育てる人の輪を広げ、雪割草の里として実を結びました。
雪割草の里とは、石地海岸となりの大崎地区の日本海に面した小山にあります。約2.5ヘクタールの山林に30万株もの雪割草が群生しており、その規模は日本一とも言われます。
群生地の山には、可憐な雪割草の花を観賞できるように、1km弱の遊歩道が整備されています。
雪割草 (NHK趣味の園芸―よくわかる栽培12か月)
岩淵 公一
日本放送出版協会
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雪割草の自生地で知られているのは、新潟とは知っていましたがさて何処なんだろう・・・知りませんでした。珍しいものとなると、何でも取りたがるのは悪い癖。こうやって守っているから絶滅を免れるのですね。
私は自然が好きです。山野草が好きです。清楚な姿が好きなんです。バラも好きです。
一度、大崎の群生地を見たいものです。