縁起の良い兎年に月山登山

月山は、羽黒山・湯殿山とともに出羽三山をなし、修験道の聖地として信仰を集めています。羽黒山には以前家族旅行で休暇村から上ってみましたが、いつかは出羽三山の月山に登ってみたいと思っておりました。天候にも恵まれ金曜日の夜、自宅を出発し八合目で車中泊しました。睡眠も浅いまま、朝５時には目が覚め山頂目指してスタートしましたが、まずは朝のひんやりとした空気がなによりも気持ちよく、周囲は雲海も見渡され絶景でした。本年はうさぎ年、御縁年に参拝すると12年分のご利益があるとされています。山頂に鎮座する月山神社本宮で７時からお祓いを受け家族分の身代り札を買いました。古くから兎は月山神のお使い、月の精とされ、悪運から逃れる力があると伝えられています。縁起ものですね。かつて松尾芭蕉が月山に登ったときには、「雲の峯いくつ崩れて月の山」という句を詠みました。この句の心境にちょっとでもなれた充実した山旅ができました。

月山八合目駐車場　天候はバッチリ

出発しますか！

月山本宮まで２時間

足元は、岩が多いが、比較的なだらかで歩きやすい。

ウサギギク

残雪もあり、吹き抜ける風が気持ち良い

仏生池小屋、９合目

チングルマ

一面チングルマ

モックラ坂　気持ちよく歩きやすい木道

山頂三角点　1984ｍ

　

本宮のお祓いは、７時から　ちょっとまだ早かった。　この先撮影禁止

本宮から頂上小屋を見る　昨日ここに泊まられた方２名とお祓いをしていただきました。

眺めは最高です！

下山途中に長い列で白装束に身を包んだ団体が登ってきましたので、しばし道を譲ります。

下の宿坊に泊まって遠路はるばる来た人たちなのか？

再び仏生池小屋

ニッコウキスゲが咲いていました

弥陀ケ原を散策　池塘が数多くあります。

下山後は、せっかくなんで、羽黒山、湯殿山の二山に拝礼し、羽黒三山（現在・過去・未来）

を巡る旅を終えます。

羽黒山は現世の幸せを祈る山（現在）、月山は死後の安楽と往生を祈る山（過去）、

湯殿山は生まれかわりを祈る山（未来）とされ、出羽三山への参拝は、江戸時代には

庶民の間で、現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」として広がりました。

　

出羽三山神社　萱の葺き替え工事中でした。

湯殿山口手前の鳥居　ここにも白装束の行者さんたちが大勢いました。

ここから、湯殿山神社へ向かい月山へ登るコースもありますが、熊出没注意看板にどっきり！

月山羽黒コースで正解でした！