お迎えに行きました。 家に戻ってきた仏間に流す曲があります。 グルックの「精霊の踊り」です。 8年前、妻が先に逝ってしまった。 ご多分にもれず私はだいぶ落ち込んだ。 そんな時この曲をよく聴いた。 哀調を帯びた旋律は、悲しさを増幅させるのだが、何度か繰り返し聴いているうちに心が落ち着いてくる。 目には見えないが、精霊になり私の傍にいると思えてくる。 それ以来、迎え火の変わりにこの曲を流しています。 妻は聴いているでしょう。