蕾7日、咲いて7日、散って7日と桜20日の言葉もあるように、桜は花の盛りばかりではなく前後によせる思いが強い花ですね。
今日は花吹雪でした。
花見は平安時代の貴族の遊びから始まったそうだが、色々な伝統が廃れている中で、よくもまあこの風習は続いているもんです。
江戸時代からは花見といえば染井吉野ですが、それ以前は山桜や彼岸桜・里桜が花見の対象だったはず。
20年近く前だろうか、筑波山麓をドライブしたとき、山並みに淡あわとしたところが幾つもあるのに気が付いた。
それまでは、あまり山桜に気に止めることもなかったが、この淡あわに見えたのがすべて山桜だったことから関心を持つようになった。
山桜は、里山等にこの時期に忽然と姿を現します。
だから人の目にとまるのも僅か一週間程度。
花が終われば、また周りの樹木と同化して、存在など忘れ去られてしまいます。
牛久市内の決まった場所で、毎年里山に咲く山桜を楽しんでいます。
他の桜から比べれば華やかさはないが、日本古来の野生種なので味わい深い桜です。
山桜は近くで見るのではなく、少し距離を置いて眺めるのが私の花見です。