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今日の記憶を一言半句

日本の音楽文化に大きく影響したラジオ放送

リスナー歴70年!(その2)

 

1960年の中学3年のころ、FEN放送 (Far East Network、米軍極東放送)を知った。

電波の状態が変化して聞づらいこともあったが、ゆっくりダイヤルを回し、NHK第2放送を過ぎると英語の放送が入ってきた。

それが810ヘルツ(当時はサイクル)の米軍向けFEN放送でした。

米軍の進駐軍向けにGHQが開設した放送局です。

すべて英語で喋りまくっていたから、内容がわかるはずがなかったが、流れてくる音楽は、初めて聴く本格的なジャズやデューク・エリントン、グレンミラーとかベニーグッマンなどのビックバンドスイングジャズ、プレスリーのロックンロールなどの刺激的な歌はショッキングでした。

 

当時の国内で流行していた三橋美智也とか春日八郎の歌とは、テンポやリズム感が全く違うのに驚き、これがアメリカなんだと思いつつ夢中で聴いていた。

親が中心で聴いていたラジオだったので、聞いていないときには、こっそりラジオを茶の間から移動して、聞いたこともあった。

 

戦後、アメリカから入ってきたジャズやポピュラー音楽など、このFAN放送が日本の音楽文化に大きな影響を与えたと思う。

昔のミュージシャンは、FENで洋楽を聴きまくていたと聞きます。

 

私が洋楽好きになったのは、FEN放送を聴きはじめてからでしたね。

それからは音楽中心のラジオ番組を聴くようになり、高校生になった頃は、一週間の音楽番組表まで作り、机の前に貼っていたぐらいだから、当時の私はかなり洋楽にかぶれていた。

プレスリーがきっかけで、その後のビートルズにつながったのも。

 

一方で、クラシック音楽にも目覚めていきます。

そのことはまたの機会に。

 

この放送は現在AFN( American Forces Networ)と名称が変わり、基地関係者と家族向けに、今でも首都圏は810ヘルツで放送しています。

 

 

民法が今の横田基地にある在日米軍向けラジオ局「AFN」を紹介したものです

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