「斜陽」は夕日が西に傾き沈む前のことをですが、私は美しく輝きながら変化していくこの時間が好きで、たびたび「夕焼け」のカテゴリーで投稿しています。
特に一層空気が澄んだ冬は、今まで見えなかった遠方のものまで良く見えるし、やさしく包むように茜色に建物まで染める日暮れは美しい。
車の中から夕暮れを待ち、夕日の光を受けて輝く風景と、沈んだ後の残照の空を楽しんでいます。
後ろを振り向くと、すでに月が昇っていました。満月が近いですね。
美しい夕暮れどきの風景を言う「斜陽」とは裏腹に、生産高や売上高が過去にピークを記録して以来、年々低迷状態にあって、将来も不振が続くとみられるのを「斜陽産業」などと言いますね。
太宰治が書いた小説に「斜陽」がありますが、この本がきっかけで「没落しつつあること」という意味も持つようになり「斜陽産業」と言う言葉が使われるようになったようです。
確かに、「斜陽」は急速に没落していく印象もあります。
捉え方により、「斜陽」はその美しさとは真逆な現実もあるので、その意味にも大きな乖離があります。
隣接するT市は、過去には県南の中心都市でした。しかし隣のつくば市の繁栄とは逆に衰退がひどい現状を、今しがたまで知人と会話したあとだっただけに、繁栄から勢いを無くしつあるT市の姿が、これも斜陽の姿と言えるのかな、などと考えながら夕日を見送った。