よい映画ほど素晴らしい音楽が効果的に使われていますね。
物語を盛り上げたり、観客の涙や感動が伝わるのは、映像だけでなく音楽の力も関係しています。
映画を見た後で、つい音楽を口ずさんだ経験はありませんか。
映画には素晴らしい音楽が、映画の数だけあります。
映像と音楽が上手く合体する事によって、人間の心模様やストーリーの展開などを教えてくれるので、一層映画の深みを増します。
クラシック音楽が使われた映画が数多くあります。
それは、クラシック音楽には名曲が多いし、どんな場面でも使える幅広い音楽が存在するからでしょう。
今日は映画好きが集まり、日本で1948(昭和23)年の公開の「逢びき」を観賞しました。
公開された昭和23年では、このタイトルは少なからず抵抗感はあったでしょうな。
今でこそ死語のような言葉だが、「逢びき」とはあまり良いことではなかったはず。
今でもそうでしょう!
厳しく言えば不倫、優しく言えば、いわゆるプラトニックラブの映画なんです。
タイトルからして、ドロドロしたストーリーを想像するだろうが、観終えるとそうでもない。
原題は「Brief Encounter」、直訳だと「つかの間の出会い」。
日本風になると「逢びき」になっちゃうのかな-。
配偶者を持つ男女の出会いと別れを描いた恋愛映画の傑作なんですが。
カンヌ映画祭のグランプリを受賞しているし、アカデミー賞の映画評論家賞も受賞した作品です。
ストーリーは紹介しませんが、この映画の最後の1分で、夫のひと言が、それまでのすべてを救ってくれます。
冒頭から全編に、何度もラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番が流れ、この曲が効果的に深みを増した作品に仕上げています。
『逢びき(Brief Encounter) 』
17日、ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番の演奏を聴きに行く予定です。