帳を待って蕾を緩め、1時間ほどをかけて軽やかにほころばせる。 そのときは、えも言われぬ香りが周りを包む。 咲いても闇夜に紛れて明け方までのいのち。 一夜だけだから儚い。 それだけに愛しい花が好きだ。 夕闇に浮き上がる純白の花と香りに癒されます。 ちょうど花が全開したころ まだ群青色が残る南の空に半月