私は眠れぬ夜を迎えているだろう。もし私が以前、政界の中核にいたことがあったなら、今頃、ゆっくりと眠りについていることだろう。想定されることについては、既に結論が出ているのだから。今更、右往左往することはありえない。
再度、声高らかに、言いたい。武士道ないものが政治家であってはならない。が、日本国国民は平和ボケしすぎていて、政治家たるものの本来あるべき姿を想像すらできず、うわべだけの、パフォーマンスだけの、内容の伴わない知名度だけの候補者を選択の第一とする愚かものとなっている。
などと思いめぐらすには、私としては月日が経ちすぎたのだろうか・・・。平和ボケの頂点に立ちすぎているのかもしれない。と思いつつもつい愚痴が。
いけないいけない。との中で、ル・クレジオの「愛する大地」の小見出しが頭を抉った。
『愛する大地』(豊崎光一訳)
たまたま地上に
ぼくは生まれた
生きる人間として
デッサンの中に閉じこもって
日々が過ぎた
夜々が過ぎた
ぼくはああした遊びをみなやってみた
愛された
幸せだった
ぼくはこうした言葉をみな話してみた
身ぶりを入れ
わけのわからぬ語を口にして
それとも無遠慮な質問をして
地獄にそっくりな地帯で
ぼくは大地に生み殖やした
沈黙にうち克つために
真実のすべてを言いつくすために
ぼくは涯てしない意識のうちに生きた
ぼくは逃げた
そしてぼくは老いた
ぼくは死んで
埋葬された
私の頭はなんと支離滅裂な状態なのだろう。ますます、イケナイイケナイ!